襲撃
「カリン、狙いはお前だ!早く逃げろ……いや、スキルを使うんだ!」
「はやく、タコッチィーヌの言う通りに!」
タコッチィーヌもアルも何故か凄く警戒している。一度は殺されかけたとは言え、今回は私もいる。ちょっと大袈裟過ぎやしないか?
「……スキル発動!あいつを止めて!」
私がスキルを発動したが、何も起こらなかった。
「あ……そうだ、私のスキルは消滅だか封印だか知らないけど消えたんだ!」
「「「「!?」」」」
「なら…………」
今回新たに得た技能、希望の神を使って……
「希望の神の技能は現在使用出来ません。LVが20になれば開放されます」
……おい!!結局は意味ないのか!!ということは転移魔法で逃げるしかない。
「全員!転移魔法でイサキまで逃げる!転移魔法を発動させて!」
私がそういうと魔法使い達は慣れたように魔方陣を展開させる。
私が最初に魔方陣を完成させたので、近くにいた数人と共に転移しようとする。しかし、その思いは無情にも打ち砕かれた。
「転移魔法を抑えるための魔法、ワープサンクチュアリ発動されています」
……どうやら他のメンバーにも聞こえているようだ。
残った方法としては一つしかない。
「……魔王軍として新たなる命令を下す!ゴーレムはこの六人を守れ!」
この六人とは、鈴、タコッチィーヌ、ナト、アル、キュレン、キラのことである。
「会議役員以上の者は現在から緊急に魔王直下部隊として扱う!」
会議役員とはスミレやルミドール、ピサロなどのこれからの国に関わる機関の運営を任されている者達のことを指す。
「全員、敵を迎い撃て!出来る限り犠牲者を減らし、最短で終わらせる!勇者を、倒せぇぇ!!!!!!!!!」
その瞬間、目の前に「優香」が現れた。目は狂気の沙汰で赤く染まっている。
「魔王、殺す」
その一言をいい、ゆっくりと剣を構えた。




