神の間の密談
「鈴たち、ここは僕が何とかしよう。神も近ずいて来てると思うし……まぁ、引いた方がいいね。僕は優香を転送魔法で遠くに飛ばすから」
そういうと邪神は柔らかく微笑み、転送魔法で自分も共に消えて行った。
「はぁ……今のは邪神が来てなければ、俺は死んでた……」
人生の中でも、いや、この一生の中で最も命の危険にさらされた瞬間だろう。
「……あいつは魔王を倒すって言ってたよね……」
心配そうに鈴が空を見上げながら言う。
「あいつはチートスキルあるんだし大丈夫だろ」
そうピサロが軽く言った一言は、真逆となるとは誰も気ずいていなかった。
ここは神の間。ここは狭い場所。ここは広い場所。ここを使用している六人も、ここが何処かは分からず、何処にあるのかも分からない。
最も命あるものは絶対に垣間見ることさえも出来ないので存在すら気がつかれてはいないが。
「いい作戦を考えましたぞ」
「何ですか?」
「カリンのチートスキル、GMを消しましょう。そうすればユーカはいともたやすくカリンを殺すことが出来るでしょう」
そういうと神たちは輪のように並ぶ。しかし風の神が水の神がいないことに気ずく。
「ねぇねぇ、水の神がいないよ」
「なに!?全くあいつは……仕方が無い、消滅は不可能だが、封印は出来る。やるしかない」
そういうと巨大な魔法陣を出現させる。
「いくぞ。……スキル、封印!!!!」
「「「「スキル、封印!!!!」」」」
五人がそう言うと、魔法陣は怪しく輝きだし、その光も……消える。
「……よし、効果ありだ。あと数分でスキルが使えなくなり、私が施した精神ダメージ魔法も成功するだろう。余程強い思い入れがなければカリンは即死するだろう」
そう言うと闇の神はニヤリと笑った。




