魔王城の優雅な休日 パート4 ピサロ編 後編
「ピサロ様!お待たせ致しました!命令の通り、歴史武将フィギアを100箱買って参りました。それでは私は職務に戻りますので」
そういうと先程の者は自分の持ち場に戻って行った。
「さぁーって、真田幸村と上杉謙信はいるかなぁー」
そう言ってまず一つ目のフィギアの箱に手を伸ばす。
そこから出てきたのは「長宗我部元親」かっこ良いのだが、個人的にはあまり好きではない。
次の箱には「前田利家」が入っていた。まぁまぁカッコいいので好きである。
次を開けると「猿」が出て来た。
「これは……なんだ?武将フィギアの説明にこんなことを言った覚えは……あ!」
あの時の会話を振り返って思い出して見る。
「じゃぁ、この豊臣秀吉ってのはどういう姿なんですか?」
「うわぁー真田かっけー!あぁ?豊臣ね、豊臣は猿だから」
……絶対この会話のせいだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
次の箱を開けると、今度は狸が入っていた。
「た、狸!?何でまたそんな……あ!」
またまた振り返って思い出してみよう。
「じゃぁ、この徳川家康ってのは?」
「うわぁー上杉謙信と直江兼続かっけー。あぁ?徳川ね、あいつは狸だから」
……絶対この会話のせいだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
うぅ、まさかこんなことになるなんて。
気を取り直して、また箱を開ける。
開けたところの名前には「直江兼続」と書いてあった。
「よっしゃー!当たった!」
苦があれば楽がある。こういうことだろうな。
「オープン!」
張り切って開けると、そこには一つの文字があった。
その文字とは………「義」
「な、何でこんなことに……あ!?」
またまたまた振り返って思い出してみよう
「この直江兼続って人は、どんな感じなんですか?」
「いい?いい?直江兼続はね、とにかく義を重んじる人なの。義義義義義義!」
絶対この会話のせいだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
「うわぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
つい大きな声で叫んでしまう。
するとそれを聞いたカリンが急いでやってくる。
「どうした!大丈夫……って!武将フィギア持ってるじゃん!こらぁぁぁぁぁぁ」
この後、カリンが武将フィギアを何処かへ隠したのは余談である。
ピサロw




