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真実

「おいカリン、アクアリス……って、水の神だよなぁ」

「あいつ……何の用か分からないね。もしかしたらまた私達を?」

「ならば私が行きましょう。すぐ戻ります」

そう言ってスミレが西門へと向かって行く。

数分後、帰って来たスミレの口からは、驚くべき言葉が出た。

「……魔王様に直接お会いして話をしたいようです。どうしますか?」

前にあった時は、少し離れていても凄い殺気が漂っていた。しかし今はどうだろう。

危ない感じの雰囲気は全くしない。むしろ穏やかな感じである。

「ピサロ、とりあえず会おう。この状況を打破出来るかもしれない」

「ええ!?行くのか?危なくないか?」

「1人だし大丈夫でしょ。それに、今は包囲されてるもの。迂闊には動けない」

そう言うと渋々とピサロはついてきてくれた。


西門へと行くと、もう既に彼女は待ち構えていた。

「久し振りですね。いえいえ大丈夫です。私は戦闘をしに来た訳ではありません」

「そう言ってくれるのはいいけど、早く終わらせてくれますか?この通り私達は戦闘をしておりますところなので」

少し強めに私が言い放つと、彼女はクスリと笑った。

「なら今の間だけでも神の力でアレをどうにかしましょう。ウォーターウォール!ウォーターゴーレム!」

彼女がそう言うと、

この城を囲むように巨大な水が現れた。次の瞬間に今度は巨大な水のゴーレムが現れ、四つの門を守るように動いた。

「……これで大丈夫です。さて、まずお話をしましょう。私は貴方達にいくつか疑問があります。まず一つ目に……どうやってこの世界に来たか、ということです。あの世界とこちらの世界は全く違う時、場所、波長です。この内の一つもあちらとはあっていないのです。なのに貴方方は一瞬ではあるけれどもあの世界とこちらの世界を繋げた。いったいどうゆうことなのですか?」

そう聞かれるとこちらも少し困る。だって私達がここに来た原因は一つあるが、そんなひょうたんから駒なこと、自分達自身でも分からないからだ。

「すみません。それは私たち自身もわかりません。原因がとてつもなく不明なんです。あるわけがないんです、こんなこと」

「……貴方達が知らないことを言いましょう。カリン、貴方のお友達の優香が、この世界の真の神に選ばされし勇者、即ち貴方と戦うことになる」

優香……TRPGをし始めたばかりの友達だった。それと戦うことになるなんて……

「そしてもう一つ。勇者はすぐには訪れません。神々の力をつけ、一回の討伐で魔王を討伐できるようになるまでは……それがどうゆう意味か、貴方達なら分かりますよね、魔王は勇者に負けるんです」

……まぁ、そりゃそうだろうね。

「ち、ちょっと待てよ!オイ、アクアリス!なぜこんなことを教えるんだ!?不自然過ぎやしないか!?カリン、こいつの言うことは全部ハッタリだ!聞くんじゃ…」

「貴方達がそれでいいのなら……私は構いません。最後にもう一つだけ聞きたいことがあります。いいですか?」

「いいけど……」

「あなたには、友の為に命を捧げることが出来ますか?」

そろそろこの章もおわりですおー

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