ご対面
「あのぅ…それってどういう意味でしょうか…」
そう私が聞くと受け付けっぽい人はこう言った。
「そのままの意味です。あの通路は裏通路ですから、あっちが正面玄関だと思わせて置いて、泥棒を入らなくさせる為のエリアなんです。あそこを正々堂々と突破してくる人なんて、私はここに5年勤めていますけれど、見たことありません!」
要するに私たちは泥棒撃退用エリアに正々堂々とズカズカと踏み込み、難なく突破し、どうでもいい問題を見事制覇した、史上初のパーチィーなのだ!(ドヤドヤ)
いや、われながら凄いと思う。あんな問題、図書室で毎日無駄な知識を仕入れてきた
私達以外は絶対に無理、不可能だろう。うん、絶対。
そう頭の中で考えていると受付っぽい人(以下受付さん)が立ち止まった。
「こちらです。こちらが自治長、フェイの部屋です。これはかなり重要な極秘事項らしいので、私も同席することさえ許されませんでした。では…」
そう言うと受付さんはスタスタと帰って行った。
さて、ついに自治長と会うことになる。コンコンっとノックのリズム良い音がなる。
「入ってくれ!」
中から期待を込めた声が大きく聞こえてくる。
「はい、入らせて頂きます。自治長フェイさん」
そう言って中にはいると自治長フェイは、先程の大臣とは全く違い、スッキリしているが、シックでモダンな感じがする格好に、部屋のイメージもピッタリがあっている。顔も超絶イケメンというわけでもないが、カッコ良いと思える顔つき。体の体型も太っていたり痩せていたりすることはなく、その年相応の平均に合っている。
「おぉ、君達が…確か君がカリン君、えっと…厨二君!」
「ち、厨二君!」
ナトが驚いたように言う。
「え!?名前がここに厨二君って書かれてあるぞ?」
そう言われるとナトが恨みがましい目でこちらを見てきた。




