最悪の館にいらっしゃーい
「こちらです、フェイ自治長がお待ちでございます、少しお早めにお願いします」
20LVだということだけでこんなに呼ばれるとは…ナトがドヤ顔していてキモイな。
私達は言われるがままに馬に乗せられ、自治長の自宅へと向かう。
そもそも自宅にこのトラブルが起きやすい時間帯にいていいのかと思い聞いてみると
「あぁ、フェイ自治長は自宅がこの街の管理機関の中にあるんですよ、なのでまずは
多分大臣とお会いすることになります。しかし大臣は酷く冒険者のことを嫌っていて、酷い毒舌を吐いてくる…と、この前この街にいらしたかのジョンソンさんがおっしゃっていました」
すると何故かニヤリと笑ってしまった。鈴も同じ笑みを浮かべている。
毒舌ならこの2人のコンビに勝てるやつなんていないのだ。
そんなことを考えていると、馬車が止まった。
「着きましたよーじゃ、また今度!」
そう言うと門番さんは元の仕事に帰って行った。
すると今度は衛兵と見られる男が近ずいてきた。
「こちらです。どうぞ」
その男の後についていくと大臣と書かれたプレートが見え、扉があった。
ここがさっき言っていた大臣がいる場所だろう。
しかしなんだろう、魔力で確認して見たのだが、この扉の奥はトラップ満載のようだ。どんだけ冒険者嫌いなんだよっ。
コンコン…と、ノックをする。すると衛兵は罰が悪そうな顔で帰って行った。
恐らくここでかなりの冒険者がやられたのだろう。
他のみんなも罠に気ずいているようだ。意を決して扉を開ける。
そして真下をみると落とし穴が。その中には針が無数に刺さっている。
ギリギリひっからなかったがかなり危ない。
下を見ていると上からギーコーギーコーと音がしたので見てみると、鉄塊が落ちてくる寸前だった。
それを間一髪で避けると後ろからゴロゴロと音がしたので見ると鉄の岩が来ている。
流石に魔法使うのはどうかと思ったので、部屋に入って全員で避ける。すると目の前をブンッという音がして何かが花をかすめた。何かと思えば反対の壁に10mはあるであろう斧が刺さっていた。するとシュンッと音がして、ずぽぽ、と反対側の壁からまた音がする。
今度は矢が数十本刺さっている。
やっと落ち着いたところで奥から趣味の悪い正直言うとダサい格好をして男が出てきた。多分こいつが大臣だろう。実にブスッとした顔をしている。
そしてこう言って来た。
「何なんだこの部屋の有様は!?貴様ら、私の部屋に何を!?」
横を見ると鈴が目でこう伝えてきた。
「コイツ、一発殴っていいか」…と。




