表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/143

故郷の様子

これは神とカリン達が激戦を繰り広げる何時間か前のこと。

ここは愛媛県、有田浩介達の故郷である。しかし今ここには大量の自衛隊員が出動していた。

何があったのかというと、愛媛県各地でYUMAと思われるモンスターが出現。

それを駆除に行っているのである。

優香が住みこの地域は避難命令が出されていないが、ほとんどの地域は今や戦闘の場となってしまっている。



TVを見ながらスナック菓子を食べているこの少女の名は優香。

浩介のクラスメートで、TRPG仲間でもある。

7/7日のあの日、丁度優香は風で欠席をしていたため短冊に願いは書いていない。

アニメを見ながら優香は今日来ていなかった6人のクラスメートを思い浮かべる。

家出したのじゃないか……とか、秘密組織に誘拐された……とかとんでもないことが噂されているが、そんなことは絶対にないだろう。


いや、あの人たちのことだからあり得るな。

そんなことを思いながら優香は苦笑する。

もう一個のスナック菓子を口の中に入れようとした瞬間。悲鳴が聞こえた。

それは確か隣に住む、田中とか言うおばさんの声だ。

聞こえてきた場所は家の隣の公園。

窓からそこを眺めてみるとそこには確実に人間ではないRPGで言う【モンスター】がいた。


(え……自衛隊は一体何をしてるの!? お母さんは今仕事だし、お父さんは出張で北海道だし!)


優香は震える身体を自分で抱きしめてこれは夢だと考える。

少なくともそう考えなければ、あの異形の生物が今にも襲ってきそうなのだ......そんな考えに至ってしまうほど、優香は怯えていた。

しかし、それは意味をなさず、床は冷たく感じ、扇風機から出る風もリアルすぎる。

そして優香は自分をよく見る。何かに気づいたからだ。


( え? 今腕が光……って)


突然激しい痛みに襲われる。痛みに耐えながらも自分の体を見ると、自らの姿が発光していた。それはある意味幻想的であった。

何だっ……と驚いていると、光に呼び寄せられるように異形生物(そいつら)が家に近づいてきていた。


最悪だ。


優香は急いで隠れようとするのだが、ここは廊下。あいにく隠れられそうなものはない。


パリンッ


すぐに奴らは窓を壊して侵入してくる。

洗濯物の後ろに隠れていたが、優香の姿は奴らに気がつかれてしまった。

その数、10。

優香は死にたくない一心で腕を振り回した。これでも優香は空手を習っているのだ。しかし素人の護身術程度が致命傷を合わせることはできない。


「嫌だ、死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない!!!!」


そう思ってがむしゃらに手を振り回す。すると、何の前触れもなく、手が輝き出して手のひらから光の帯が現れた。

それは一直線に伸びると……モンスターを貫き通し……消えた。

優香は震える身体を自分で抱きしめてこれは夢だと考えた。そうだ。こんなの夢なんだ……と。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ