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神との戦い1

「君達の元の世界も色々と凄いことが起きてるねぇー。ま、全部君たちがこっちに来ちゃったからだけど」


邪神は意地悪そうにニヤッと笑いながらそう言った。

するとナトがこう言う。


「邪神……何で今のタイミングできた?少しおかしくないか!?もっといいタイミングがあっただろ!?」


そう。カリン達に会うだけで、それ以外何の用もないのなら、もっと先に会えたはずだ。


「うーん……教えようか?分かったよ。さっきも言った通り実は君達が居た世界にも影響が現れ始めてね。過去に例を見ない大地震とか、異常現象が集中的に起きてんだよ。それに、まも……おっと、呼ばれていない客が来たようだ」


邪神が見る方向に6つの光が現れ始め、次第に人の形をとっていった。


「なんだ……!?」


カリン達が緊張して見ている中、邪神の頬にも1筋の汗が流れる。


「カリン達……あいつらは【神】だよ。全員が総出でお出ましだ。

僕実はあんまり戦闘に向いてなくて……神5人くらいならいけると思うから、後の1人はカリン達に任せた」


「え、神って強いでしょ。そんなにいけるの?」


そう言い終わった瞬間。無数の光がカリンを襲う。

しかし、カリンは鮮やかに飛び上がり、軽くよけた。


「え……カリン強くない?今の光の早さ超えてるよ」


「いやぁ……なんでだろうねー」


「ま、細かことは後で」


「ん」


すると今度は残りの5人から、叫び声が上がった。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


悲鳴をあげながら5人は指定したものを指定した場所に飛ばす魔法、転送魔法の輝きをしながら消えて行った。

そちらを見ていたカリンにまた高速の光が飛んでくる。流石にこれはよけきれない。

カリンが覚悟を決めた時……それは障壁によって弾かれた。

横をみるとルミドールが立っている。


「私も手伝います。」


……と。


「フンッ、なかなかやるじゃないか」


「邪神までいたとは……これはまた封印しなければ……」


「じゃぁ、俺は5人殺ってくる。」


「分かった」


「…………………」


目の前は神々達。どう考えてもこの世界の者が勝てる道理はない。この世界のもの達……ならばだ。え、開発者舐めないでください?


「神さん方、言っとくけれど私は死なないし残りの5人共やられはしない」


「随分大口を叩くな」


「えぇ、悪い?」


そもそもこのゲームを最初から作ったカリンにしてみればこいつらの行動パターンだって全て知っている。残りの5人も……だ。

というより本当に危なくなればGM権限で恐らくどうにかなると思う……と思ったのだが、神って状態異常が効かなかったような覚えがする。危険だが……今カリンは笑っていた。

自分の力を試したくて仕方が無い……というように。

そしてカリンはこう言った。


「神ぐらい倒して見せるよ」


……と。

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