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スミレの決意

「スミレ様、敵の第二波が視認距離に入りました!その数およそ6000人!何か企んでいるように覆われます!戦闘準備を!」

「戦闘用意!魔法兵は詠唱、始め!ルーク!!頼んだわ!勇者の気配がする。勇者と戦うものは、急いで私についてきて!」


先程敵が撤退してから、僅か10分で攻め直してきた。しかし、その数はあまりにも少ない。勇者の力はやっぱり伊達じゃないようだ。しかし、勇者が本命ではないようなのだ。何か策略があるには違いがないだろう。

その先にはどんな物が待っているのか......それを見極めなくてはならない。


「ルーク!!これは罠!でも、引っ掛からなければ、もっと酷いことが起きる。だから私が行く!みんなはやっぱりついて来ないで!」


これは罠だろう。引っ掛からなければダイナマイトでも体に貼り付けて、門を壊したり特攻的な作戦をとってくるかもしれない。ならば被害を最小に抑えるしかないだろう。スミレはある覚悟をした。


「すぐに戻ってきます。皆は応戦を!」


スミレの言葉は嘘である。敵が勇者なのは確実。スミレが勝てるはずもない。しかし、攻めて勇者に傷を負わせることによって、せめても侵攻を遅らせようとしているのだ。この城を守る。それがスミレの使命であった。


(カリン様すみません......お先にしんでしまうかもしれません。ただ一つの心残りは......この戦争が勝つか負けるかを見届けられないことです)


そう思いながらスミレは、勇者が近ずき始めている西門へと向かうのであった。

スミレさんが次回、大変なことに!!

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