帰還
「なん……だ、この……………様子は……………」
私達は無事に現実世界へ戻って来られた。しかし、そこにあった面影はもう無く、元の様子が想像出来ないような建物が、立ち並んでいた。
「......みんなは?みんなはどこにいるの?」
「…………あっ!!校舎を見て!」
ナトが大きな声でそう言う。
「あれは......救援弾!?誰かが助けを求めてるんだ!!早く行こう!」
校舎の中には、助けを待つ人がいるはずだ。
「……今の僕達って.....分かられないんじゃない?だって、TRPGの姿だし」
私がそういうと、あるがこう言う。
「いや?戻ってるよ!!全員が!だって、浩介も喋り方が戻ってるし」
確かにそうだ。戻ってきた......と実感させられる。
「でも……さ。私達、化け物扱いされないかな。だって、魔法を使えたりするんだから......そんな風に言われても仕方がないのかもしれないけど」
「何を言ってるの!?ふみかさん!自分のクラスに、そんなことを言う人が1人でもいる!?いないでしょ!!」
私は大きな声で、そう答える。
「そう……か!そうだよね!行こう!」
そう言って六人は、校舎の中へと入って行くのであった。
「先生......もうダメだよ。完全に包囲されてる……」
「お前ら諦めるな!もしかしたら何かあるかもしれん!信じろ!!信じるっていう力は、現実になって効果が発揮されるんだ!だから信じ……」
バン!大きな音を立てて、先程まで自分たちを守ってくれていたドアが倒れる。
「グラシャァァァァァァ」
「ジャギィィィィィォッォッォォ」
モンスター共がそんな声を上げながら近ずいてくる。
(もうダメだ......諦めよう)
そして私は目をつむる。しかし、その瞬間、懐かしい声が聞こえた気がした。
「ライトニングスパークダブルス!」
紫電一閃。黄金に輝く光が現れたのだ。恐る恐る目を開けると、さっきまで立っていたはずの奴らが、床に倒れている。そしてその後ろに立っていたのは……
「ふぅ…………間に合った......紫月さんたちのグループは大丈夫かな……」
行方不明となっていた三人のクラスメイトだった。
「え………え!?」
「えっと、なんて言ったらいいのかな......よし!」
なにかを浩介は考える。
「我々TRPGチームは、異世界から無事帰還いたしました!」
今回は帰還の回でしたねー
この後どうするんだろうねー




