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ぶつかり合う闘死

勇者軍が到着してから、約4時間がたった。9000万人は、綺麗な布陣を整えていく。全員が武器を持ち、戦いがまだかまだか待ち侘びている。

その頃、斥候隊によって敵が今にも攻めてきそうという情報を受け取った魔王連合軍は、それぞれが監視塔などに登り、敵が来るのを待ち構えていた。大規模生成魔法陣からは、今も大量のモンスター(ミノタウルスなど)が出現している。それを足しても、今回の戦いで実際に投入出来るのは全体で5000万と言ったところだろう。

そして、五分程の緊張の時間が、ついにある言葉によって消え去った。


「支配の魔王領の方角から、敵影あり!あれは......数が増えています!!500万程の敵が増えて、9500万!到着予定は......10分後です!」

「ついにきたね......ルークの軍勢よ!我々の力を見せてやれ!まずは防衛戦だ!」

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオー!!!!!」


凄まじい雄たけびが、広間に響き渡る。


「勇者を相手にする者達は、私について来なさい!!」


凛とした声で、スミレがそう言い放つ。

今回の作戦は、兵士と戦う者と、勇者と直接戦う者に別れるというものだった。


「敵到着、二分前!魔力砲......発射ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


すると即座に、凄い地鳴りがする。この魔力砲とは、カリンが考え出したもので、大砲のようなものである。しかし、普通の大砲と違うのは、殺傷能力がないことだ。

麻痺と催眠と行動阻害のエンチャント(効果付与)がされているというものである。しかし、この轟音は、敵を脅かすには十分のシロモノだ。


「効果有り!敵、500万が突進してくる!」

「ルーク!!」

「あいよ!スターダスト!」


覚えているだろうか、ルミドールが使用した超広範囲魔法である。

空から隕石がだんだん落ちてくる。


「第一番隊から二十七番隊迄は城門の防衛を!ミノタウロス、投下!」


次に、城を守りつつ上からミノタウロスを投下させ、奇襲のゲリラアタックを仕掛ける。これで敵の先方隊は、ほぼ無力化することに成功した。


「...............ルーク!!来たわね」

「あぁ……やばそうだ」


スミレが感じ取ったのは、強力なオーラ。前にあった勇者ほどではないが、勇者パーチィーの一員くらいの実力がありそうな者が、先方隊の中に三人ほど紛れ込んでいたようだ。彼らは魔法や剣、弓などを器用にこなし、後続部隊が攻撃をするための仮拠点を作るかのように、やられた仲間達を重ねて壁にし、塹壕のようなものを作った。


「でもあれくらいじゃぁ……サモンモンスター!ウィンヂィーネ!」


スミレは召喚魔法を使って、水の精霊ウィンヂィーネを召喚する。そして命令を出す。水を後ろから(大量に)流すことによって、壁を壊し、慌てて対応をしようとしたところを殺っちゃおうよ......というルークの事前対応と同じようにやってみる。効果は絶大。慌てふためいた三人の内一人はこけたところをミノタウロスにやられ、必死の抵抗をしていた剣士も、ルークの軍にやられてしまった。現時点での敵の損害は500万程。こちらは数十匹(ミノタウロス)というところである。被害はまだ0に等しい。


「ルミドール、アクアリス!神がきた!行くよ!」

「来ましたか……」

「どちらが正しいかなんて......目に見えてるのに!!」


どうやら神の気配を感じ取ったようだ、三人の神々は、窓から空を飛び、かけていった。


「スミレ!敵が下がっていくぞ!」

「初戦は勝利ってところかな……」


2人は安堵の息を漏らす。2人だけではなく、ここにいた全ての者がそうだろう。


「カリンたちは大丈夫かな......」

「あの人らのことだから......大丈夫でしょ」

「うん」


こんな声も聞こえて来る。

スミレは次の侵攻に備えて、深く息を吸い込むのであった。

ついに開幕した勇者魔王戦争!他の作品では勇者のパーチィーと、魔王が戦うのが一般的ですが、今作では軍と軍で戦いを表現していますよー!

どうなるのか、お楽しみください!

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