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私、食べる、そして──。  作者: 御伽ノRe:アル


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64.表─人工ダンジョンでの訓練②

「グループ分けは出来たかぁ? 今日は上層での採取や品質の確認。後は実際に野外という環境下での野営の訓練になる! 食べ物の調達含めて、各自で行うんだ! 何かあれば、本当に危ない際はここまで引き返すか。近くに教師が居たら頼れ! 基本的には各グループで課題を達成して貰うまでは自由行動だ。注意点があるとすれば、この訓練期間中は今回は各ギルドが通達して貰っているが、冒険者などの進入条件に制限が設けられているから、それ以外の人に会った時は気を付けるようにだ! 以上! では、各自行動に移してくれ! 素材の確認は近くの教師か、ここまで持ってこい! そして、明日は中層での戦闘訓練になる! 各自、そこも頭に入れて、睡眠時間等のタイムスケジュールを作るんだぞ!」


まだ、今回の統括の先生の声が聞こえるが。後は聞き流しても良さそうな感じだ。

冒険者の心得に近いものだと思う。

それならば、冒険者でもある私には知っていることだし、冒険者ギルドで働いてるリコはもっと自然な知識だろう。


「は、始まりましたね…」


「大丈夫、大丈夫!」

そう言って、セリアを元気付かせる。

まぁ、どのくらい元気になるかは分からないけれども。こういうのは気の持ちようだとアメリアも言っていたもの。


「採取一覧表ですが、どうしましょうか?」


「う~ん? 野営もする場所は穏やかな環境が良いから、とりあえず先に中層手前の鉱石エリアで鉱石を採取しつつ、上層の入り口のここまで戻ってきて野営してから納める形でも良いかも?」


「ご飯はどうするの?」


「ご飯は降りながら、取って行こっか! そしたら、鉱石エリアでご飯軽く食べて、軽くしたら、その分を採取に回して戻ってくれば、丁度良いと思うんだよね」


「確かに、そうですね。理に適ってると思います」と、リコちゃんも頷いているし、セリアちゃんも納得した顔だ。

従魔の参加も認められているから、ウルも着いて来てくれるのは有り難い。

ある程度の荷物はウルが持ってくれるのも有っては、私達は早速、開始の合図を受けては行動を始める。


「ステラちゃん、コレって食べれましたっけ?」


「う~ん、うん。大丈夫! セリアちゃん、摘んじゃって大丈夫!」


「コッチのキノコとかは確か、無毒でしたよね?」


「だね!」と、私も確認しつつ降りていく。


ウルも遠くに美味しい魔物を発見したようだけれども、我慢してくれたので偉いと思う。


とりあえず、私達はそのまま鉱石エリアへと降りては手早く火を焚いて食事を済ませては、採取をしつつ上層の入り口へと戻ってきては時間もまだ余裕が有ったので、そのまま達成の報告をして、近くの湖畔でテントを張っては、再び火を焚いてはウルが狩ってきてくれた、小さい魔物を調理したりして食べては、軽くクリーンの魔法を自分達に掛けては眠りに就くのだった。

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