表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私、食べる、そして──。  作者: 御伽ノRe:アル


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/79

50.表─次の街への提案。

「ちゃんと討伐をしてみたいです!」


遂に言っちゃった!

「ウォン!」とウルも同意してくれては追随してくれた。


そして、私がそう言ったアメリアはポカンとした顔をしていては、少し立つとパチパチと目をしばたたかせては「これは驚いた。これが我が儘を言われた時の親の気持ちかな?」とか、新鮮そうに、何故か感動したように身を震わしては言っていた。


「そっか、物足りないか」


私がこの街──ルーランの近場では魔物が現れても少ない事を伝えると、アメリアは暫くは上を見上げては考え込むように唸っていた。


「そ、うだね。そうだね。私達は旅人でもある者ね。暫く、この街にも滞在したし、少し──旅立つのも良いかも知れないね」


「いいの?」


「勿論。良く考えては、何でから伝えて来たのだろう? なら、私に断る理由なんて無いよ」


「ありがとう!」


そう言って、アメリアに抱き着くと、アメリアも抱きつき返してくれては暫く抱擁をするとお互いに離した。


「でも、そうなると魔物が居る街が良いよね。でも、魔物に囲まれてばかりだと危険かも知れないし。うーん、冒険者ギルドにでも聞いてみようか?」 


そう、アメリアが言っては翌日は冒険者ギルドにて久し振りに講義の際の教師をしてくれていた、元冒険者の方に会っては改めて、オススメの街を聞くのだった。


「うん。どうやら、冒険者の街としても有名なレイストが良さそうだね。ダンジョンがあるなら、確かに階層ごとにレベルも見ていけそうだし、良さそうだ」


「でも、その為にはランクを上げないとだよね」


「そうだね。ステラが上げるならば、私も合わせて上げないとだね。入場の為にはある一定のランクからみたいだからね」


アメリアが私の頭を撫でながら、微笑んでくる。

必要な信用なポイントは足りてるから、後は戦闘試練を受けるのみだ。

後日、私とアメリアは試験を無事に突破しては昇級を果たしては次の街──冒険者の街レイストへ旅立つ事になった。


私の我が儘からの旅立ちだけれども、アメリアもどこか楽しみなのか、心無しか歩く足取りが軽そうだ。


今回は途中にある乗合馬車まで歩いてから進む事にした。


ゆっくりと旅立ちの空気を味わってみたいとのアメリアの方の今度は我が儘からだった。


私達はいつもの顔馴染みになっていた門衛に別れの挨拶をしては暫くお世話になった、ルーランの街を旅立つのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ