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私、食べる、そして──。  作者: 御伽ノRe:アル


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3.私─ウルフ。

ぴょん、ぴょんと私は弾む。


弾む。弾む。楽しい。


転がる、楽しい。


水場があった。


初めて見た。


でも、記憶が有った。


(捕食した記憶)


経験値、記憶、経験値は記憶の集積値。


私は幾らかの経験値とスキルを、生命を食べた。


(ウルフ、の記憶) 


水場へ近づく、丸い、これは、スライム。


変形、変形。


──擬態を得ています。


──処理が完了しました。


(私は、ウルフ)


先のウルフと瓜二つの私がそこに現れていた。


コレが、私。


私は、ウルフ。


足がもつれる。


立ち上がっては歩く、そして、走る。


軽快だ。


景色がビュンビュンと流れていく。


あぁ、楽しい。楽しい。


「おい、何をしている?」


「?」


「何かあったのか?」


言葉? 分かる。 ワン、ワン、ワン。

出来る。


「何も無かった」


「そうか、群れ、戻る」


「分かった」


私はウルフ。

ウルフの群れに私は合流した。

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