29.私─成長する。
正直に王立学校の図書館の蔵書量を舐めていたと私は思っていた。
それに私の読み方も問題だった。
気になる部分があれば読み返して、理解しては読み進めるタイプで、所詮はじっくりと読むタイプなのだ。
私は途方にくれていた。
まだ、一角を何とか読み進めていたのに年月だけは経ってしまい。
この王立学校に居られる時間も差し迫って来ていたからだ。
まだ、禁書なる物も読めていない。
私は悩んだ。
盛大に、大いに悩んでは1つの解決策を思い付いた。
後は入念に相手の情報やタイミングを計っては実行に移すだけだろう。
私は自身の経験とスキルを見直しては計画を練り直していき、王立学校の最期の月に実行に移すことにした。
その日は月の切り替えの時で有り、良くも悪くも冒険者達も傾向としては気持ちを切り替えるような時期でもあった。
私が、にこやかに微笑みを浮かべては応対してる中で私は私を切り離しては遠くから私を食べた。
正確に言うと合流した。
でも、周りからは捕食したように見えただろう。
私からしたら、初の私のお披露目に近い。
そして、私はそのまま冒険者ギルドの相対していた高ランクの冒険者パーティーを丸呑みする。
「な、ん、だ……?」
と、言っていたのが気になったがご馳走様。
そのまま、隣を見るといつも私に良くしてくれていた冒険者ギルドのお姉さんが居たが、時間が無かったのがいけなかったのだろう。
もう少し、読み進める時間があれば、こんな強硬策には出なかっただろうに。
でも、仕方ないよね? 弱肉強食だもの。
バグっと、喰らっては先輩受付嬢のお姉さんはビクンビクンと頭から下をのたうち回らせては血を滴り落ちらせるが勿体ない。
私は全てを飲み干しては先輩受付嬢も食べきる。
そのまま、コチラをポカンと見ている冒険者を手当たり次第呑み込んで食べては、私は冒険者ギルドの金庫や倉庫へと向かい。
全てを喰らう。 そう、隠していた場所や物も把握済みだ。
途中でギルドマスターも出て来ては、彼と相対したが、彼の古傷の場所や弱点、癖は知っている。
あっという間に呑み込んでは捕食する。
「クソ、野郎……」と、言っていたが私は一応、女性として最近は自認している。
アメリアの姿の期間が長かったからだろう。
失礼しちゃうと思いながらもどんどん食べてはお目当ての者や物をたいらげてはそのまま、王立学校へと一旦小さくなっては隠密で消えて向かう事にする。




