25.私─学ぶ。
素晴らしい!
素晴らしい!
コレが幸せというものなのだろう。
講義というのも面白かった。
私の知らない知識に溢れていたり、書物から学んだ事の補完にもなった。
そして、学食というのも素晴らしい。
毎日、舌が肥えた貴族、商家、時には王家の子息や息女も満足出来るように凝らしが良いのだ。
──捕食しました。幾らかの経験値とスキルが得られます。
日々、色んな捕食も重ねて出来ているのもいい。
そして、私に苦手な事も見えて来た。
まずは料理だ。
知識や知恵はあれど、実戦はやはり違うようだ。
寮での台所を使う際に丁寧に教えてくれたのは平民出の学生だった。
教えて貰いつつ、彼女から髪や皮膚の角質などを触れたり、梳いたりした時に頂いては言葉以上の情報も得るようにしていた。
浴場も同じく女性のお風呂と、時には変化しては男性の方も入っては情報を毛髪などから食べては満足していた。
そして、お待ちかねの図書館は大量の蔵書量だった。
私は兎に角も片っ端から読み進める事にしては、夜も皆が寝静まったのを確認しては侵入しては、どんどん、どんどんと読み進めるのだった。
それくらい、私は王立学校という場所に強い興味を惹かれては学ぶ喜びに打ち震えていたのだった。




