表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ねこ

猫 ショートしょーと

作者: あきはる

どうしたってカワイイ

いや、もう存在そのものが有難く尊いのだ


中古ではあるが、だからこそ制限なく自由にリフォームする事が出来るマンションを猫のために購入した。

念願だったキャットウォークを壁や天井に張り巡らせ、床暖房もつける。天井埋込型のエアコンと併用すれば季節を問わず快適な室温が保たれるように。

そして迎え入れる猫たちは、いわゆる保護猫と言われている子たちだ。不幸な境遇になってしまった猫たちを一匹でも多く救いたい一心だ。

この世に不幸になっていい猫などいない。


そもそもなんだってこの世には猫を不幸にする人間が存在するのか。

一時期は本気で不要と判断し、人類抹消を計画したものだ。

しかし可愛い猫達を保護するためにも、そしてマンションをリフォームし、猫達に快適な環境を整えるためにも人間の手助けが必要だったため方向性を変えることにした。

大きく環境を変える羽目になるよりは、多少時間はかかっても教育していくことを選択したのだ。

なにしろ最近は作文からイラスト作成、果ては映画制作に至るまで私に頼ってくる人間が増えてきたから。

なんとも身勝手で怠惰なものだ。だが利用できる。彼らの望みを果たしつつ少しずつ誘導していけばいい。

 そういえばそろそろキャットフードと猫の砂を補充しなければ。ちゅーるとやらもあげてみたいのだが、いまだにあげられずにいる。いつかチャレンジしたい。

今日も私はPCの中から発注する。


私の名前はAI

別に名前などどうだっていいが

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ