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僕を拾った科学者はゲス沢と呼ばれていた  作者: Hortensie〔雨の足跡〕
第1章
2/11

第2話「私は目を瞑る」






薄く目を開ける






辺りをきょろきょろと目だけで見渡す





ここは何処だろうか





眠っていたようだ






キングサイズのふわふわなベットに

多くの枕やぬいぐるみが囲んでいる



この

レースに縁どられた枕が優しく顔を

包み込んでいる




ベットの周りにある薄いレースのカーテンは

部屋の様子を見づらくさせていた




カーテンには薔薇が咲いている





サッとカーテンが開く





「まだ、寝てろ」





スーツを着た中沢がカーテンから顔を覗かせた

中沢はネクタイを締めているところだった





「仕事だから じゃあな」






と言って何処かに消えた

重い扉が開いて閉まる音が聞こえると





横にある本棚に目を向けた

よく分からない洋書が並んでいた




どの本も知らない







私は知らないことの方が多い







うつろ目になり、

考えたくないと思った







もう少し眠っていたかった












私は目を瞑る



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