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才色兼備なお姫様は転生者で変態です  作者: 玉ねぎのみじん切り
6/6

医務室って響きにするとさほどエロさを感じない

評価、ブックマーク、感想ありがとうございます!

この漫画はギャグ9割9分、シリアル1分

でお送りします。

 



 倒れた男子生徒とクライヴに会うため、俺は医務室へ向かっていた。

 学校内の構図は完全に頭に叩き込んでいる。


 今では大きな音を出してもバレない部屋、人通りが少ない場所などなど、校舎の隅々まで把握している。


 なので、医務室まで一直線に向かう。


 俺は、入学式で新入生代表に選ばれてしまったのでサボることはできない。

 とっとと様子を見て教室に直行しよう。


 っとここか。


「失礼します。」


 と、医務室に入るとそこには


「あの美しい髪!奇跡のようなお顔!抜群のプロポーション!まさに女神様です!僕は女神様にあっt「バタン。」


 さっきの男子生徒がベットの上でクライヴに演説を行っていた。


 どうゆう状況だ。


 ・・・・・・・・・再度チャレンジ。


「失礼します。」

「おう遅かったな。こいつも大分元気になったぞ。」

「この度は大変ご迷惑をお掛けしました。」


 至って普通だった。

 さっきのは見間違いだったのか?まあ真実はわからないがそうだったのだろう。そうだと信じたい。


「大丈夫ですか?」

「はっははははい!サフィラ様のおかげで元気モリモリです!」

「それは良かったです。」


 これが女の子だったらなぁ・・・。


「そうですか。じゃあ今からもっと元気にしてあげます。」


 なんて言って押し倒してベッドの中であんなことやこんなことをするのに。

 男だと何も感じねぇなあ・・・。


「では私はこれで。新入生代表の挨拶の準備もありますので。入学式には遅れないようにしてくださいね。」

「あああありがとうございました!」

「俺はもうちょい様子を見てから行くわ。」


 と、挨拶を行って足早に医務室を去り、教室へ向かう。

 ・・・そういえば医務室に医師がいなかったな。

 入学式の準備をしてるのか?

 まあいいや。できれば医務室の医師は巨乳パツキン美女がいいなぁ。なんてな。




 ***




「危なかったです・・・・・・。」

「アウトだと思うんだが。」


 俺の名前はクライヴ。この国の姫君のサフィラとはいわゆる幼馴染というやつだ。

 まあボディーガードをやってるお陰でたまたま長い間一緒にいるだけなんだがな。

 今日もガードを兼ねて一緒に登校していたら、目の前で一安心ついている男が急にぶっ倒れて、こいつを運んで医務室に運んで今に至る。


 ここだけの話、こんなことは何度があった。

 男が初めてサフィラを見て倒れるなんてのは、結構あった。

 あいつは変な所で鈍感だから多分自分が原因とは考えていないだろうがな。


 そう、あいつは「外見は」すげえいい。

 幼馴染の贔屓目を抜いても世界でトップクラスだと思う。

 だけど俺は長い付き合いであいつがガチレズだってことを知ってるから、あいつに惚れる男が出るたび、心が痛くなってくる。


「やっぱり美しかったですね。初めて見ましたがまさに女神でした。」

「なんでお前咄嗟に隠れたんだよ。」

「顔が凄いことになっていましたので。あと先生に向かってお前呼びはやめなさい。」


 今話してるこいつは医務室に常在している医師だ。

 名前はノイル・パプリック。

 見た感じチャラそう。女と遊んでそうな見た目だ。

 結構すごい人らしいが、見た感じそんな気はしない。


「先生もそう思いました?まさに女神ですよ!美の女神アフロディーテの生き写しですよサフィラ様は!」

「ああ確かに美しかった。キメ細やかな金色の髪。サファイアのように透き通る蒼目。男なら必ず目で追ってしまうね。」

「・・・・・・・・・はぁ・・・。」


 こいつらいつまで同じ話をしてるんだ。

 そう、こいつらは男子生徒が起きてサフィラの素晴らしさを語り始めてからずっと同じ話を繰り返している。

 生徒はともかく教師がのっかってんじゃねえよ。


「もう元気そうだし俺教室向かうわ。サフィラと同じ教室になれたらいいな。」

「そそそそそんな!サフィラ様と同じ教室!?それってつまりサフィラ様を四六時中見ることができてサフィラ様と同じ空気を吸うことが出来てサフィ「失礼しましたー」バタン。


 はぁ・・・。

 なんで話しただけなのにこんなに疲れてんだ俺は。

 まあいいや。教室に向かうか。

 できればサフィラと別クラスであれますように・・・・・・。



 ***



「ここですか。」


 教室についた。俺はA組だな。ここはラノベで主流な「能力で教室を分ける」とかじゃなくランダムな学校だからA組になったのは偶然だ。

 変な所で運を使っちまったな。


 この学園はクラス替えがないから3年間一緒のメンバーだ。

 できれば巨乳な女生徒がいて欲しい。あと美人な担任がいい。

 そんなことを思って教室のドアを開けると


 空気が凍った。


 またかよ。

 先に教室に来ていた生徒が全員話すのをやめこちらを見ている。

 うわー。空気重っ。こんなか自分の席いくの?辛っ。


 見た感じ男女比率は5対5だな。巨乳比率は3割ってとこか。


 ってかまだ固まってんの?いい加減動いてもいいと思うんだが。すると


「あなたがサフィラ様?うわー本当に美人。私レイトっていうの。宜しくね!」


 と、1人の女子生徒が話しかけてきた。見た目は青髪に翠色の目。ややタレ目で小柄で犬みたいな子だ。

 身長は小さいが、何かとは言わないがあちらはデカイな。Dってところか。


「ええこちらこそ。3年間よろしくお願いします。」


 俺は無難に挨拶で返す。

 序盤からガツガツいくのは3流のやることだ。プロは最初はあたりざわりのない言葉で返すのさ。

 するとそれで緊張が緩和されたのか、教室の雰囲気は戻っていった。ああー良かった。レイトちゃんナイス!結婚しよう。


「それにしてもホントに美人。一瞬女神様が現れたのかと思ったよ!」

「女神様は言い過ぎですよ。よろしければ友達になりませんか?」

「いいの!?お姫様と友達になれるなんて嬉しー!あっ別にお姫様じゃなかったら友達にならないとかじゃなくてあのその」

「ふふっ」


 可愛い。

 なにこれ可愛い。

 俺がレイトちゃんで癒されていると、


「はぁ・・・・・・同じクラスかよ・・・。」


 クライヴが疲れた表情で廊下に立っていた。

 なんかやけに疲れてんな。

 残念だったな。お前が女だったら介抱してやったのにお前は男だ。男を介抱する趣味はない。


「同じクラスで良かったですクライヴ。また3年間よろしくお願いしますね。」

「ああ・・・・・・よろしく・・・・・・。」


 なんて話しながら席に向かう。いつまでもドア前を占領してしまっては駄目だからな。


 席でレイトちゃんと楽しくお喋りしてるとなんか廊下から話し声が聞こえてきた。


「サフィラ様は女神です!美の女神アフロディーテの写し身です!」

「サフィラ様が美しいのは外見だけではありません!外見が美しいのは認めますが、中身まで女神様なんです!そんな性格悪そうな女神と一緒にしないで下さい!」


 ・・・・・・頭が痛い。

 だが、この声、2人とも聞き覚えがあるんだが、何処だったかな?

 なんて考えていると入ってきたのは


「美の女神アフロディーテ様の写し身です!それだけは譲れ、ってサフィラ様ぁ!?」

「サフィラ様は中まで美しいのです!そんな中身が分からない女神に例える時点で、ってサフィラ様ぁ!?」


 仲良いね君たち。

 入ってきたのは朝校門でぶっ倒れた男子生徒と、その近くにいた俺が泣かせてしまった女の子だった。


「「いいいいいまのもしししかししてててて聞いていまま」」


 落ち着け2人とも。

 ・・・・・・これは聞いていないと言うのが優しさだろうか。


「何のことでしょうか?あいにくレイトさんとの話しに夢中になっていまして、御二方が何の話をなさっていたのか聞いていませんでした。」


 本当はバッチリ聞いていたんだけど。

 それを言ったら二人とも自殺しそうな勢いだからそっと心の中に秘めておこう。


「「ああ良かった・・・」」


 君たち兄妹か何か?

 ていうか二人仲良かったんだね。初対面だと思ったんだけど。


「おい邪魔だ。とっとと席につけ。」


 すると、2人の後ろから声がして、おそらく担任であろう、巨乳美人が入ってきた。


 もう一度言おう。


 巨乳美人が入ってきた。





 いよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(歓喜)


「私が3年間お前達を見ることになったクラス・ウェントだ。早速だけど入学式に向かうぞ。とっととこい。」


 こっ・・・これは・・・


 女王様気質!?


 いい・・・・・・教師で美人で巨乳で女王様・・・パーフェクトだ!!


 なんてことを考えながら廊下を歩いて講堂へ向かう。

 その間俺の目線はひたすらクラス先生が歩く度に小刻みに揺れるおっ〇いにいっていた。




担任が美人ってそうそうない現実。

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