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ゾンニート  作者: 竜獅子
第2章 神農製薬
134/149

久野対少女

「……何なの?こいつ?」


「……」



 久野と対峙する少女が右手を振り下ろし、2人の少年に攻撃の合図を出すと同時に久野も動き出し、5本の触手で頭・両肩・両膝を貫いて動きを封じていた。

 少女達の驚異的な再生力を見ていた久野は、たかがそれしきの事で殺せるとも倒せるとも思っていなかったので次に来るであろう反撃に備えて意識を集中していた。


 けれども、久野が少女の身体を貫いて以降、少女が何か行動を起こす事は無かった。

 叫ぶ事も、触手を引き抜こうともせずにその場に立ち尽くしていた。

 唯一何かやっている事と言えば、久野の背後で繰り広げられている紅牙達と蒼牙達の戦いを眺めているだけ。

 まるでやる気の無いその様子に、久野は逆に不気味さを感じていた。



「何もしないってんならそれはそれで良いんだけど、アイツらに比べてちょっと大人し過ぎやしない?」



 久野は背後で戦っている合成魔人キメラの少年の2人を見ながら少女に問いかける。



「……」



 だが、少女は口を開く事をせず、ただただ仲間の戦闘を眺め続ける。



「だんまり、か。まぁ別にいいけどね。あんたが何も言わないなら言わないでも別に大して影響は出ないし、抵抗もしないなら私は無駄な労力を使わずに体力が温存出来る」



 そんな少女を前に、返事は返ってこないであろう独り言をぶつけていると、紅牙と少年との決着が着いたのが確認出来た。



「……うーわ。アイツ結構強いね。と言うか容赦なさ過ぎじゃない?」



 一切の抵抗が出来ないよう少年の身体を斬り続ける紅牙を見て、久野は若干引き気味になりながら呟く。

 決して侮れない再生力と死還人ゾンビと同等かそれ以上の力を持つ合成魔人キメラを相手にしているのだから、それぐらいをしなければならないのは承知の上だが、それでも見た目が小学生程度の相手に暴力を振るう姿は見るに耐えなかった。

 出来る事なら子供相手に暴力を振るう姿は見たくないし、自分自身暴力は振るいたくはない。

 けれども、そんな甘い事を言っていてはこちらが逆に殺されてしまうので、仕方が無い事だと諦めて割り切る。



「……っ」


「あれ?やっぱり気になる?」



 とは言え、少年の仲間である少女は久野のようにそう簡単に割り切る事は出来ないようで、仲間の1人がやられた姿を見て少女の表情が少し強張る。



「そりゃまぁ気になるよね。仲間がやられてんだもん。もっとも、あんた達に仲間意識があるのかどうかは知らないけど」


「……」



 合成魔人キメラの3人に意識や感情があるのかは久野には分からなかった。

 一応、それらしい反応はしているのでどちらも持ち合わせてはいるのだろうと推測をしているが、それでも明確な根拠となる証拠は無いので所詮は推測に過ぎない。

 仮にもし、合成魔人キメラ達に感情などがあるとしたら、情に訴えかけるような言葉や行動を突きつける事で暴力によって説き伏せる必要も無くなるのかなとは考えもするが、目の前の少女が大した反応を示してくれないので今一つの判断が出来ないでいた。



「あーあ。あっちも終わったみたいよ?」



 そうしてどうやって合成魔人キメラ達を対処していくかを考えていると、蒼牙と対峙していた少年の頭部を蒼牙が斬り落とし、そのまま遠くへ投げ捨てる姿が見えた。

 そんな事をしてもまた再生されてしまうだろうと思っていたが、不思議と少年の身体は再生されずそのままの状態を維持していた。


 頭部が胴体から離れた事が原因?

 それとも何か別の要因がある?


 久野はそんな事を考え始めるが、兎にも角にも3人の合成魔人キメラのうち2人を無力化する事に成功したので今はその事については考える事を辞める。

 まずは目の前の問題を解決する事が先決だと判断したから。



「……」


「何か言ったらどう?ぎーでもいーでも?」



 1人目の少年が紅牙に倒された事で少しの反応を示した事から、2人目も倒されてしまえば更なる反応があるのではないかと久野は期待したが、その期待に反して少女は依然として沈黙を貫いていた。



「ついさっきまであんなに殺る気満々だったってのに。化け物は化け物らしく醜く叫んで足掻いてみたら?」



 効果があるのかは分からないが、挑発するような物言いで少女に問いかけてみる。

 すると……



「強いね。おねーさん達」


「!?」



 これまで一言も喋らなかったどころか、人の言葉とも思えないような叫び声しかあげていなかった少女の口から普通の言葉がつむがれた事に久野はギョッとして驚く。



「あはは。そんなに驚く?まぁ、そうだよね。だって

 モーザとドゥーグは喋る事が出来ないもん。あぁやって叫ぶ他に自分の気持ちを伝える事は出来ないからね。アレを見てわたしも同じだろうと思ってたんなら、仕方がないのかな」



 理由は分からないが、流暢(りゅうちょう)に喋り始めた少女に対して久野は警戒心を強めながらもその言葉に耳を傾ける。



「それにしてもおねーさん達凄いよ。モーザもドゥーグもここで造られた人達には負け無しだったのに、あっさり倒しちゃった。ケリー君もこんな事になるとは思ってなかったんじゃないかな?」


「……モーザとドゥーグって?」


「あぁ。あの2人の事だよ。あっちがモーザで、あっちがドゥーグ」



 少女の説明により、紅牙と戦っていた少年の名前がモーザで蒼牙と戦っていた少年の名前がドゥーグだという事が判明した。



「変な名前ね?見た感じ2人とも日本人のようだけど?」



 ただ、2人の見た目に反して名前が日本人のようでは無い事に久野は疑問を抱いたのでその事について聞いてみる。



「モーザとドゥーグは間違いなく日本人だよ。だから、ちゃんと日本人としての名前はあった、でも、必要なくなったの。だから新しい名前をケリー君に貰ったの。おねーちゃんがこの名前を変と思うかどうかは知らないけど、少なくともわたし達は気に入ってるよ」



 (名前が必要無くなった?)



 少女の言葉の意味がよく分からなかったが、少女にも名前があるのかと思い、久野は聞いてみる。



「なら、あんたにも何か別の名前があるの?」


「うん。わたしの名前はモルガーナ。犬を駆る魔女だよ」



 (犬を駆る魔女?)



 久野にはその意味が良く分からなかったが、少女の……モルガーナの様子からしてふざけたり嘘を吐いているような感じは見られないので、今はモルガーナの言葉通りに受け止める事にする。



「ならあんたがあの2人を指揮するリーダーって事でいいの?」


「まぁそうなるね。モーザとドゥーグじゃちょっと指示の伝達が難しいからね」



 モルガーナがあの2人のリーダー。

 なら、モルガーナを殺せば確実に決着が着くと考えた久野は触手を一度抜き、改めて急所に刺そうと動き出す。

 だが……



「あらら。駄目だよおねーちゃん。大人しくしてくれなきゃ」


「なっ!?」



 触手を抜こうにもモルガーナの身体から抜く事が出来ず、困惑する。



「……もしかしてコレでわたしを刺したから動きを封じたとでも思ってた?違うよ。逆。わたしがコレを身体で受け止めて、筋肉を縮める事でコレを自由に扱えないようにしてたの。縛られていたのはわたしじゃなくておねーちゃんの方だよ?」


「……んな馬鹿な事がっ!」



 久野は力任せに触手を抜こうとするが、一向に抜ける気配は見られない。

 唯一の攻撃手段である触手を封じられ、久野に焦りが生じ始める。



「ケリー君に聞いていた通りだね。普通、ここまで筋肉で締め付けられたら痛みを感じるか、潰れてしまうかのどちらかだと言ってたけど、この触手は痛みを感じないし丈夫に出来てるんだね。流石第2世代の中でも優秀過ぎるが故に捨てられた実験体だよ。とても優れてる」


「……!」



 モルガーナの言う通り、久野の触手には触覚は存在するが痛覚は存在しない。

 加えて元々の耐久性に美桜の手が加わった事でちょっとやそっとでは損傷しない代物となっていた。

 本来ならばソレは戦闘を有利に運ぶ為のアドバンテージとなるものだ。

 だが、今回はそれ故に自身の触手にかかる異常な負荷を感じる事が出来ず、モルガーナの身体を触手ではりつけにしたと思っていたのが、実は自分自身が身動きを封じられてしまうという結果を招いていた。



「くっ……このっ!」


「無駄だよ。おねーちゃんがいくら優れているとは言え、所詮は第2世代の範疇はんちゅうでしかない。私達第3世代は第1.第2世代の良い所だけを取り入れ、その上で更なる強化が為されている。そんなわたし達に、時代遅れのおねーちゃんが勝てるとでも?」



 焦りを隠せない久野とは対照的にモルガーナは酷く落ち着いた様子で淡々と話す。



「それに……まさかわたし達が全力を出しているなんて、思ってないよね?」


「何を……!」


「モーザとドゥーグはあんな感じだからケリー君には聞かされていないけど、2人の実力はあんなものじゃない。だってそうでしょ?第1世代にも劣るゾンビ如きにわたし達第3世代が敗北する理由がないもん。それなのにまぁ得意げに2人を痛ぶってくれちゃってさ。温厚なわたしもちょっとキレそうだったよ」



 モルガーナはモーザとドゥーグを痛ぶる紅牙と蒼牙に対し、ふつふつと湧き上がる怒りを向ける。



「まぁでも、それも実力を出し切れない2人の自業自得と言えばそれまで。最初にモーザがやられた時はちょっといらっとしたけど、苛立った所で何かが変わる訳じゃないから冷静に努めたけどね」



 そう言うモルガーナの言葉を聞いて、最初に紅牙がモーザを倒した時にモルガーナの表情が強張ったのを久野は思い出す。

 アレは仲間をやられた焦燥感ではなく、不甲斐ない仲間の姿を見て苛立っただけなのだと理解する。



「ただわたしにとって……多分ケリー君にとっても予想外だったのはモーザ達の精神が思ったより弱かった事かな。本来なら格下相手に負ける筈は無いし、一時的に負けた所でわたし達の再生力を持ってすればいくらでも挽回は可能だからそもそも敗北の二文字は無い筈なんだけどね」


「……」



 久野はチラリと後ろを見てみると、紅牙は継続して戦斧ハルバードでモーザの身体を刻む事で何も出来ないようにし、蒼牙は投げ飛ばした首が胴体に近づかないよう辺りを警戒している。

 その様子はどうみても紅牙達の勝利なのだが、モルガーナにとってはそれに納得がいかないらしい。



「だから少し2人を手助けしてあげないとね。だけどその前にっと。ケリー君。聞こえる?」



 そんな現状をどうにかする策があるのか、モルガーナは動こうとするが、その前にケリーと連絡を取るような言葉を発する。



「あぁうん。そう?準備がまだならこっちで時間を稼ぐけど、モーザとドゥーグにアレを投与するよ?2人に施したプログラムは正しく働いているみたいだけど、ソレに精神が追いついて無いの」


「……?」



 モルガーナの口と耳にはマイクやヘッドセットのような物が付けられている様子は無い。

 にも関わらず、モルガーナはまるでケリーと通話をしているような事を言っている。


 何か特殊な通信手段を用いているのだろうか?


 そんな事を考えている間にモルガーナの会話は進む。



「……うん。リスクはあってもあのままじゃ2人が可哀想。だから使うね?思ったよりこの人達は手強いみたいだし、舐めてかかってたらその内出し抜かれてケリー君の元に辿り着きそうだから。そうなる前にちゃんと殺して不安の種を取り除いておかないとね」


「……このっ!」



 物騒な事を口走るモルガーナを前に、早々にこの拘束から抜け出ないとマズイ事になると考えた久野は必死になってモルガーナの身体から触手を抜こうとする。



「わっ!ちょちょ!そんな暴れないでよ。今話してるんだからさ。落ち着いて落ち着いて。……ううん。何でも無い。大丈夫。ちょっと触手のおねーちゃんが暴れているだけ」



 だが、やはりソレでも抜ける気配は無いのでいっその事モルガーナの身体ごと持ち上げて移動しようかとも思ったが、裸足のモルガーナは剥き出しになっている10本の足の指でしっかりと足元を掴み、まるで巨木が大地に根を張ったような安定性を獲得していたので久野の力を持ってしてもモルガーナをグラウンドから引き剥がす事は出来なかった。


 ただ芝生を掴んでいるだけなら結合力の弱い芝生ごと引き剥がせたのだろうが、そうならないという事は芝生の下にあるアスファルトに足の指を食い込ませているという事。

 それでは今の久野ではどう足掻いてもモルガーナを引き剥がす事は出来ないので、出来る事と言えば歯痒い思いをしながらただ2人の会話を見ているだけだった。



「うん。……うん。そうだね。それで良いと思う。ちょっと残念だけど、ケリー君がそう言うならわたし達は従うよ。……うん。分かった。それじゃ、また後でね」



 そうしている内にモルガーナはケリーとの会話を終え、久野を真っ直ぐと見据えて対峙する。



「そんな訳でさ、ちょっとおねーちゃん達を殺さないといけなくなったから大人しくしていてね?」


「……ふざけんな!このっ!」



 何がそんな訳なのか。

 理由も分からず、そんな訳の一言で殺されてたまるかと久野は暴れて拘束から逃れようとする。

 だが、何度やっても結果は同じで触手がモルガーナの体から抜ける事は無い。

 しかも、



「おねーちゃんさ、こうやって触手でわたしを貫いている間はわたしもおねーちゃんに攻撃が出来ないと思ってるでしょ?でも残念。こんな状態になってもわたしはおねーちゃんに近づけるんだよ?」


「この化け物がっ……!」



 モルガーナは触手を捕らえる筋肉を左足⇨右足⇨左腕⇨右手⇨頭の順に緩めては締める事で少しずつ前進し、久野との距離を詰めていく。

 頭を貫いた触手がモルガーナの脳を擦っているのか、時折りうつろな表情にもなるが、構わず進んでくるその様はまるで幽鬼のようだった。

 そんなモルガーナを久野は化け物と揶揄するが、モルガーナに止まる様子は見られない。



「後少し……後少しでおねーちゃんに手が届くよ。そうしたら、心臓を握り潰してあげるね?」


「……!」



 現状、久野には残された手段は2つだった。

 1つは紅牙達に助けを求めてモルガーナを攻撃して貰う事。

 もう1つは、全ての触手を自切して無理矢理モルガーナから逃げる事だった。


 ただ、前者はその場に留めているモーザとドゥーグに反撃の余地を与える隙になりかねないし、最悪の場合それを契機に2人が殺される可能性もあったので極力避けたい選択だった。


 そして後者は、確実にモルガーナから逃げる事が出来るものの自身の戦闘能力の9割を喪う事になるので、結局触手無しでは敵に対抗する術は無く自身が殺されるのは時間の問題になるだけだったのでコレも極力避けたい選択だった。


 そうなると、久野に取れる選択は無い事になる。

 ともすれば、久野に待っている未来は死のみ。

 その最悪の未来を避ける為、苦渋の決断を迫られるが……



「つーかまーえた」



 悩み惑っている間にモルガーナの手が久野の胸部を貫く事が出来る位置にまで辿り着いていた。

 合成魔人キメラの力を持ってすれば、素手で人間の肉体を貫く事など造作も無い。

 モルガーナの宣言通り、後は久野の胸部を貫き心臓を握り潰すだけ。


 そうしてゆっくりと迫って来るモルガーナの両手をモルガーナの手首を握る事で久野は食い止める。

 触手が使えずとも、両腕は自由に使えるので久野にとってはそれが最後に残された手段だった。



「まぁ、おねーちゃんが抵抗出来ると言ったらこれくらいしか無いよね。でも、わたしさっきも言ったよね?第3世代が第2世代に負ける訳が無いって」


「んの身体のどこにんな力がっ……!」



 しかし、そうして折角受け止めた両手もモルガーナの力に負けてしまい、徐々に押されていく、

 どれだけ力を込めてもモルガーナに押し勝てる事は無く、久野の胸部にモルガーナの手が届くまで残り数mm。



「ふふ。ばいば……ん?」



 勝ちを確信したモルガーナはふと違和感に気づく。

 今日は雲一つ無い晴天の筈なのに、何故か頭上に影が出来ていると。



「……そう言えばまだいたね」



 一体何が影を作っているのだろうと上を見上げると、2人の男性が迫ってきているのが確認できた。



「子供……だからと言って容赦をする必要はなさそうだ。悪いがその首貰うよ」



 1人は水先で、その身に携えたエクスカリバーでモルガーナの首を切り落とす。



「……無様な姿だな。俺が言えた事じゃねぇけどよ」


「ジェイク!?」



 そしてもう1人はジェイクで、水先との戦闘で多くの鎌を失ったものの、未だ両腕にある鎌は健在でソレを使ってモルガーナの四肢を瞬時に切り落とす。



「……外れたっ!」



 一時的にモルガーナの意識が身体から失われた事で触手を捉えていた筋肉が緩み、やっとの思いで久野の触手が解放された。



「……ちぇっ。後ちょっとでおねーちゃんを殺せたのに、余計な邪魔が入っちゃった。まぁでも良いよ。わたし達の役目はおねーちゃん達をここで足止めする事だから」



 久野を殺せず、しかも解放されてしまった事にモルガーナは悔しがっているような事を呟くが、実は大して気にしていないといった様子で即座に身体の再生を行い、体制を整える。

 久野・水先・ジェイクもまたモルガーナから距離を取り、体制を整える。



「……これは私達の手には余りそうだが、どうにかする他無いようだな」



 水先はエクスカリバーを構え、



「てめぇらみたいなのが居た事を俺は知らなかった。……どこまでも馬鹿にしやがって」



 ジェイクは両腕の鎌を構え、



「お礼は後から言わせて貰う。今はこいつらを倒す事だけに専念して」



 久野は5本の触手を構えた。



「格下が格上に勝てる訳が無いのにね。まぁいいよ。相手をしてあげる」



 そうしてモルガーナが両の拳を握って構えた事で、再び合成魔人キメラとの戦闘が始まる事となった。


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― 新着の感想 ―
[一言] ケリー君、司令塔が司令塔の役目果たせてないですぞー 素体が子供だから仕方ないのかな? とはいえ指揮者としてはともかく個体能力は(少なくとも知能レベルの高さも考えれば)三体の中で一番高いので…
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