第三章:出発の準備(其の一)
〜次の日の朝〜
「おはよう炯香、起きねぇと布団ごと吹っ飛ばすぞ?」
「え?蕣?ふぁ〜おはよう・・・お休みなさい・・・」
「こら!起きろ!寝んな!おい!」
バシッ
「っいったー何すんのよ!」
「お前が起きねぇからだろ!」
「はっ!今何時?・・・あー良かった10分前か・・・」
「さっさと行け!みんなが待ってるぞ!」
シュンッ
そういうと蕣は犬の姿に戻った・・・
「はい、はい」
(・・・・・・・・・・・・)
「じゃ行こっか?」
(ああ。)
そういうと2人は室を後にした・・・
〜広間〜
「遅かったねぇ炯香」
「はい、少々寝坊してしまって・・・」
「炯香でも寝坊するんだ・・・」
「私だって人間ですよ・・・琴李」
「それにしては目の下にくまが出来てるぞ・・・?」
(・・・バカ!!!・・・)
「あら、嫌だわ・・・気のせいよ・・・」
「本当だ・・・僕にも見えますよ・・・」
「さては炯香昨日、夜更かししたね?」
「・・・・・・」
「とにかく、睡眠は必要だ!!!寝て来いあと5時間は寝ていて平気だ!」
(おい、コイツ一度寝たらおきねーぞ?)
「・・・・・・」(あとで覚えてろよ!蕣)
「そうですよ朝食を取ったら少し寝なさいな」
「ですが・・・」
「これは国王命令です!」
「う、・・・はっはい!・・・」
(国王・命令・ね・・・)
「では、食事にしましょう・・・」
そういうと紗代はすっと席に着いた・・・
「さあ皆さんもどうぞ・・・」
その言葉を境にみなが席に着く
「いただきます・・・」
数分後・・・
「ご馳走様でした」
そう言うと炯香が席を立った
読んで頂きありがとうございます。
そして、更新遅くなってしまってすいません。
灯籠