第一章:言語改正(其の二)
「僕も炯香さんなら男装すれば女とは絶対ばれない・・・と思います。」
「箔まで・・・!ひどいじゃないか・・・。」
「ほらっその口調がいけないんだって!」
「うっ・・・。」
「あのぉ・・・皆さん私にあの口調で話せとそういうことですか?」
「うん!」
「自っ自信がありませんっっっ!」
「まあ元、姫じゃあ仕方ないが・・・剣は使えるか?」
「少々なら・・・。」
「人は斬った事あるのか?」
「いえ・・・ないです。」
「なら、やはり口調は直すべきだと思うが。」
「しかし、そうしたら・・・誰が紗代のフリをするの?」
「剣で一番強い奴だな・・・。」
「性格悪・・・うっ・・・。」
「やはりここは、そこでブツブツ一人悲しみにふけっている炯香!」
「はっはい?」
「お前、その口調なんとかしろ!!!」
「え?・・・うん!がんばる!で、どういう口調にすればいいんだ?」
「丁寧な口調だよ!炯香!」
「無理だ!そういうのはお前がやればいいじゃないか!琴李。」
「琴李さんは剣術強くないからだめなんです・・・頑張ってください炯香さん・・・。」
「っだーわかったよ。やればいいんだろやれば!!!」
「そういうこと。」
「よろしくね!炯香。」
「ああ、わかったよっ・・・じゃなかった。分かりました・・・。」
「あーあ先が思いやられる・・・。」
「それを言わないで下さい・・・。」
「で?これからどうするんだ?紗代。」
「出来れば、東の国に渡って国王に会いたいのですが・・・国境には暁ノ国の追っ手がいるから・・・貴方たちは無事にたどり着けるでしょうけど・・・私はきっと無理・・・ね。」
「何のための囮だと思っているの?紗代。」
「えっ囮?なんですかそれは・・・琴李。」
「わーひどいですわ、なんのために私が言語改正しろって言われているのか分からないとおっしゃるのですね・・・。」
「おっ炯香!なかなかやるじゃないか!」
「当然です!私にかかれば言語改正なんて朝飯前ですわ!」
「紗代は朝飯前なんて下品な言葉いわないと思うよ!ねぇ箔?」
「そうですね・・・おそらくは朝ごはん前と言うんじゃないでしょうか。」
「ってそういう違いかよ!!!」
「なんかおかしいこと言いました?僕。」
「お前頭脳明晰、武道もそこそこなのに・・・なんでそういうとこは天然なんだ?」
「箔、私は朝ごはん前とも言わないぞ!」
「おっ紗代もなかなかやるな!」
「・・・・・・。」
「じゃあなんて言うんですか?お朝ごはん前?・・・それともお朝おご飯前?」
「だーかーらそういう意味じゃないって!」
「へ?」
「紗代はそんな言葉はいわないできっと(ありがとうございます。)って言うっていったの!!!」
「何で怒ってるんですか?琴李?」
「もーいいよ!」
「へ?・・・」
文才なくて本当にすいません。
読んでいただけて光栄です。
なるべく、早く更新しようとおもっています。
灯籠