第七章:仕事依頼
南楼城
「やっと着いた・・・炯香の鬼!」
「は?」
「なんで!どうして一休みもしないでずっと馬なのよ!!!お陰でお尻が痛いわ!」
「それは琴李の体力がなさすぎるから・・・」
「はいはいどーせ私は槍とか手裏剣とかしか使えませんよーだ!」
「無論いつも馬に乗っていないからだな」
「まあまあ二人とももう喧嘩はおやめなさいな」
「・・・ふんっ」
「・・・」
「私は用があるので部屋に戻らせてもらうよ・・・」
「はい。」
「あ、炯香さん今度琴を教えてもらえますか?」
「ああ、暇なときにな。」
そう言って手をひらひらと振りながら炯香は部屋に戻っていった
ガチャ
「やあ」
バタン
ガチャバタンガチャリ
「なんだい?慌てて」
「何をしてるんですか貴方は!!!」
「君の部屋でお茶をいただいていたよ、おそかったね。」
「少しは気をつけて下さい!入ってきたのが私だったから良かったものの、もしも他人だったらどうするつもりですか!!!」
「もちろん容赦なく記憶を消させてもらうよ。かわいそうだけど・・・ふふふ。」
「そんな簡単に・・・」
「だって簡単だもん・・・そうそう天界の茶はどうだった?」
「苦いといっていた。」
「ほう人間でも飲めたか・・・」
「まあ、私にはちょうど良かったが。」
「ああ、それは君が半神半人だから・・・」
「それで今度はなんのようです?蒐冀」
「仕事だよ?いつもどおりやってくれれば十分だろう」
「今度のは、狂って何日目ですか?」
「二日というところかな・・・?」
もう冬ですね、季節の変わり目は風邪を引きやすいものです、私は案の定引きました・・・。
皆様もどうかお気をつけください。
更新遅くなってすいません。
よろしければ感想など、いただけますと非常に有り難く存じます。
灯籠