第一章:言語改正(其の一)
この章はそれほどではありませんがグロい描写ととれるものがあるかもしれないので、苦手な方は読むのをお控えください。
ここは、異国のもの同士が殺しあうような悲しみの絶えない・・・争いの絶えない世界。
「危ない!後ろ!!」
「えっ?」
カンッ
「よそ見してると死ぬぞ!!」
「そんなへまはしねぇよ!!!失礼だな!」
「二人とも喧嘩してる暇あったら1匹でも多くの敵を倒しなよ!!!」
「分かったよ琴李。」
「ほら来た。」
「私に任せろ!」
「我が剣に宿りし炎の力よ我の行く手を阻むものを倒したまえ!」
ボッ
四方にいた敵が焼け死んでいく・・・
「これで最後?」
「ああ。」
「あー嫌な景色、見渡す限り、人の死体って・・・。」
「仕方ない、私達はこの人間達を始末しなきゃいけなかったんだ。」
「俺も同感だ・・・。」
「僕も・・・。」
「神様って残酷だよね、箔。」
「神なんて信じてるのか?琴李。」
「まさか・・・。」
「神を信じて、神に忠誠を誓う人間共を憐れんでいるんだよな?琴李。」
「まあ・・・ね。炯香。」
「皆さんもう城へ帰りましょう。」
「うん!」
「ああ。」
「こんなトコ1分でも長く居たくない・・・。」
〜南楼城〜
「ただいま戻りました・・・陛下。」
「ご苦労様・・・陛下はやめて、もうこの城には私達しか居ないのだから・・・。」
「では、お言葉に甘えて・・・紗代さん。」
「紗代でいい、紗代で・・・。」
「紗代・・・。」
「うん。そうそう・・・。」
「他のものは?」
「紗代・・・。」
「紗代・・・さん。」
「紗代・・・。」
「うん!それでいいわ、後は敬語もやめて頂戴・・・そうそう次の戦いからは私も戦陣に赴く事にしたわ、だからこれから宜しく。」
「・・・えっ?」
「あの・・・紗代さん・・・その口調ではすぐに貴女が王である事がばれてしまいます。」
「そうよ!紗代!炯香くらい性格悪そうな口調じゃないと・・・。」
「ちょっと琴李それどういうこと?」
「そのままの意味だよね奨霖?。」
「ああ・・・。」
誤字、脱字が多いかもしれませんが、お許しください。
灯籠