第四章囚われの姫(其の四)
本当に遅くなってしまってすいません
飽きずに読んでいただけたら光栄です。
「本当か?」
「ああ。」
「やったー!」
炯香はそんな無邪気な穎弥を見て笑った
(コイツが笑うなんて・・・)
「あ、でも、もしかしたら気が変わるかもしれないからやっぱり毎月会いにいく!!!」
「はぁ・・・。」
「なるべく早く妃になって欲しいから・・・。」
「ならば・・・剣で私に勝てたらにするか?」
「2つにしてくれ。」
「いいよ?」
「どっちかひとつが叶ったら妃になってくれ。」
「・・・うん。」
「よし!がんばるぞー」
そういうと王は室を出て行った
「おい、そこなもの剣で手合わせ願う。」
「そんな・・・帝!!!」
「わぁー帝が剣の妖にとり憑かれたぁー!」
そんな声が聞こえてくる
「ふふふ。」
(炯香?)
「心優しい人でしょう?」
(ああ、バカだがな)
「そう、いつまでも、子供の様に心が綺麗なの・・・私には決してないもの・・・」
(王族に生まれながら、珍しい者ではあるな)
「だから怖くも愛しくもあるの、私には勇気が足りないのね・・・」
(人は皆そうさ、楽な関係を壊したがらない。)
「そう今の関係が一番楽、でもいつまでも逃げてちゃダメ・・・ね」
(白黒はっきりしてやった方が良いだろういつかは、まあその結果はあのバカの行動しだいだな?)
「そうね、小母さんになる前までには決着をつけなくちゃ」
「おーい炯香、私に剣の稽古をしてくれー。」
(ほら、バカ帝がおよびだぞ!)
「ふふふ。」
「おーい、炯香?」
「いいよ!」
(・・・でもこういうやつに限って押しかけ女房みたいな奴がいるんじゃないのか?)
そんなことを考えていると・・・
はじめましての方も、お久しぶりですの方も
読んでくださりありがとうございます。
続きも是非読んでください。
灯籠