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午前中の過ごし方

ご飯を食べ終わったあと、最近体を動かしてない…と、皆でストレッチを始めるマチ、ジェイド、ダリアは結構体が柔らかいのだが…


「痛いっ、はぁっ!」


マリの体はガチガチに硬い。足を伸ばした状態で床に手が付かないのだ


「ご主人、随分体が凝り固まってるな。マッサージしてやろう」


マチが肩を揉もうとすると、ガチガチに硬い所がある


「あぁぁ、そこはっ!」


「ここがツボだな」


ツボを押されて体がビリビリくるマリ。ジェイドは足を揉み始めた


「あぁぁぁぁ!痛いっ何それ!」


「疲労回復のツボだそうですよ?」


肩と足裏のツボを押されて悶絶する。何故こんなにも硬いのだろうか。マッサージをした後は血行が良くなるのでダリアは水を持ってくる


「あ、そこ痛気持ちいい」


「頭と首が繋がっている場所だな」


「イデデデデデ」


「ここは肩のツボですね、やっぱり痛いんですか」


およそ1時間のマッサージが終わった


「あれ、凄い体が軽い!」


体が温まり軽くなる。すかさずマリは水を飲んだ


「ありがとうね」


「良かった、ちゃんとほぐれたみたいだな」


「定期的にマッサージした方が良さそうですね」


マッサージが終わったあとは少し体を休める。ソファーにぐたっと体を沈める


「ご主人様、いかがでしたか?」


「体がふわふわするよ」


「それはきっと好転反応ですね」


ダリアはマリの隣でマッサージの本を読んでいる


「お灸なども良さそうですね」


マチはすかさずアロマを焚く。ジェイドは水蒸気で目を温める中に豆が入ったアイマスクをマリの目の上に乗せる


「ふぁぁ、眠くなってくる…」


「そのまま30分ほど眠ると効果的ですよ」


マリはそのままソファーで眠った。皆、静かに本を読み始めた


30分後、ピッタリの時間に目を覚ましたマリ


「目が覚めたか、調子はどうだ」


「すごくスッキリしてる!」


「それは良かったです」


しっかり水分を取ってから、お昼ご飯の支度を始める。ダリアとハウスフェアリーのミルティも手伝う。

レッドボアの挽肉をキャベツに巻いて、月光樹の花の蜜パンを温め、モンテナ産の焼き芋を焼いて…


「みなさん出来ました。ロールキャベツと月光樹の花の蜜パン、焼き芋を添えて」


「面白い名前だ」


「冬と言ったら焼き芋ですよね!」


「さて、いただきます」


まずはロールキャベツ。キャベツが肉の旨味を吸ってとろけている


「うん、ジューシーだな。ボリュームもあって美味い!」


「とても柔らかいですね~」


ミルティは月光樹の花の蜜パンを食べている


「何これ!甘くてすごく美味しい…」


もぐもぐと食べる口が止まらない


「うん、焼き芋もトロトロで美味しいね」


「まるでスイーツみたいです」


甘くてねっとりした蜜がたっぷりの焼き芋。どれも美味しくて頬が落ちそうだ。どれも満足のいく食事だった。食べ終わったら皆で片付けて、ハーブティーを入れる。お腹いっぱいで大満足だ


ハーブティーを飲みながら午後を過ごしていると、ミルティがこんな事を口にした


「実は私以外にもこの家に住み着いている妖精がいるんです。みんな恥ずかしがり屋だから出てこないけど…」


「あらそうなの。出てくればいいのに」


「キュッ」


「ほら、けだまスライム達も出てきてるよ?」


姿も声も出さない。余程の恥ずかしがり屋なのだろう


「まぁ、いずれ姿を見せてくれたらいいな」


午後の過ごし方は皆それぞれ。マチは鉱物の本、ジェイドは薬草の本、ダリアは料理の本を読んでいる。マリは大半の本は読んで記憶しているので最近はあまり読書しなくなった。思いついたことをノートに書いたり、日記を書いたりしている。ちなみに日記に何が書かれているかと言うと、今日の料理や起きたこと、天気や感じた気持ちなどを書いている


「ご主人様、今日の夜ご飯は私がつくりますね」


「うん、任せるよ」


今日の料理はなんだろう…考えるだけでワクワクする。

自分で作るのもいいけど、作ってもらうのも楽しみがあっていい。徐々に日が傾き始めると一気に辺りが暗くなる。暖炉に薪をくべて、魔光石に魔力を流すと部屋が明るくなった。


「ご飯作ってきますね」


ダリアが作るからきっと和食に違いない。楽しみに待って居ると、意外にも早く出来たようだ


「キムチ鍋、ならぬキムチうどんです!」


「キムチうどんか、温まるね」


「いただきます」


取り皿に具材をとって、熱々のまま食べる。ちょうどいい辛さでうどんが進む


「うん、辛くて美味いな 」


「体が熱くなりますね!」


「これぞキムチうどん」


「キムチ久しぶりに食べたけど美味しいね」


カプサイシンが体を熱くし、自然と発汗する


「はぁ、熱いね」


「汗が出るな」


「このままお風呂に入ったら丁度いいのでは?」


それもそうだ。汁も一気に飲み干して完食した


「美味しかった!最高の気分だよ」


「ピリッとした辛さが口に残るな」


素晴らしい夜ご飯だった。ご飯を食べて1時間たったらお風呂に入る。頭と体の汗を流してゆっくり湯船に浸かる


「はぁ、今日もいい一日だったなぁ…」


色々振り返ってみる。新しい妖精との出会いに、ツボマッサージ、そしてキムチ鍋…。お風呂から上がったらデザートにみかんを食べる


「うん、完熟してて美味しい!」


「甘いな」


「柔らかくて丁度いいですね」


「美味しいです」


今日1日いろいろあったけど楽しかった、と寝る前の日記に書くマリなのだった





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