冬のご飯
翌朝、3人共に日が昇る前に起き朝食を済ませた。その後は本を読んだり紅茶を飲んだりして過ごした。寒さが増して、雪もどんどん降り積る。こんな日は部屋の中でゆったり過ごし暖かいものを食べたくなる
「よし、グラタンでも作ろうかな」
玉ねぎとドクモタケを薄切りにし、ブルーディアーの肉に塩コショウを振り1口大に切る。マカロニは先に茹でておく。フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、肉が黄金色になるまで熱する。玉ねぎとドクモタケも入れ油を全体にまわす。
「うんいい感じ!」
新しいフライパンにバター、小麦粉を入れクリーム状になるまで熱する。そこに牛乳を入れて馴染ませホワイトソースができる。さらに全て移しチーズをたくさんかけて、溶けるまでオーブンで焼く
「いい匂いだな」
「ブルーディアーのマカロニグラタン、完成!」
「ブルーディアーって、ツノが光る鹿ですよね。美味しそうです!」
ポチカ(パン)も一緒に
「いただきます!」
「はふっ…熱々だな、ソースとチーズが溶け合って美味い」
「ソースにコクがあって美味しいですね」
まろやかでクリーミー、コクがあるソースに食感がもちもちのマカロニ。表面のチーズは香ばしく塩気がありとても美味しい。肉も柔らかく、口の中でほどけていく
「うん、どれもマッチしてるね」
満足のいく食事だった。お腹いっぱい食べたので食後は眠気が襲う
「ムニャムニャ…すごく眠い」
ふあぁ…っと1人があくびをすると移るのだ
「ご主人、1度寝よう」
「みんなでお昼寝しましょう…」
3人川の字になってベッドに横になるとすぐに眠りへ落ちてしまった
「ふへへ…」
なにかの夢を見ているようだ。皆幸せそうな顔をして寝ているのだった。
マチがハッと気づいて起きると、まもなく日が暮れるところ。2人はまだ寝ている。晩御飯でも作るか。マチが作るご飯は豪快で、とにかく量が多い。
いい匂いがして目が覚めたマリとジェイド
「晩御飯、できてるぞ」
「うわ、こんな時間まで寝てたよ。ありがとう」
「ミートボールと紫かぼちゃのスープだ」
「すごく美味しそうですね」
とにかく大きいミートボール。ソースが絡まってテカテカと輝いている。紫かぼちゃのスープは湯気を立ててとても美味しそうだ
「いただきます!」
「ミートボール、甘じょっぱいソースがとても美味しいです!」
「紫かぼちゃのスープも濃厚で美味しいよ」
「それは良かった」
紫かぼちゃ、と言っても皮が紫なだけで中身は普通のかぼちゃと変わらない
「ありがとうね、マチ。すごく美味しいよ」
「そうか」
マチは嬉しそうな表情を見せた。いつもと変わらない幸せな日常、いつまでも続くように…と3びきのけだまスライムは見守っていた




