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孤誓:けれど式神と呪いと、この命だけは確かにここにある4

作者:早坂知桜
かつての大戦で封印された“黒き呪”が、静かに目を覚ましつつあった。
それは、教師・朧宮或の過去に連なる“影”——そして、千歳の血に刻まれた鎖を解き放つ存在。

「君はまだ、何も知らないな」

その言葉とともに、千歳の前に現れたのは、或の兄弟子を名乗る男だった。
黒衣の術者、失われた禁忌の術式、母の封印鏡。すべてが繋がり、ひとつの真実へと収束していく。

少女の中に宿る白狐の式神は、主の心に呼応して咆哮をあげる。
それは愛か、契約か、それとも名に刻まれた呪いか。

揺れる想いと、鼓動の熱。
ある夜、千歳は或の霊力を受け取る“口伝”の儀を通じて、かすかな恋心に気づき始める。
そして——“鎖呪の君”としての誓いが結ばれたとき、封印は破られ、過去の影がついに現れる。

君を守りたい。
そう叫ぶ声が、式神を完全顕現させ、因縁の“影”を打ち砕く。

そして迎える朝。
少女はもう、ただの器ではない。
己の意志で歩む、「呪いを断ち切る者」として——
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