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異形  作者: り(PN)
1/16

主な登場人物、1-10

主な登場人物

鳩谷萃はとがや・あつむ

戸田純夫とだ・すみお

葛西美菜かさい・みな

鹿浜信二かはま・しんじ

謎の少女

三井眞奈美(みつい・まなみ:鳩谷の長女)

志木陽一郎しき・よういちろう

荻中泰之おぎなか・やすゆき


-----


1.灼熱の太陽


 が、熱く輝いている。


2.ジャングルのような景色の場所


 を、二十代後半か三十代前半に見える男が、何かに衝かれたように走っている(顔は見えない)。

 やがて――


3.泉のような場所


 に迷い込み、瞬間、姿が消えて、叫び声が聞こえる。


4.沖縄の食物屋(夜)


 先の男とほぼ同年齢に見える別の男が額から汗を流しながら名物料理を食している(顔は見えない)。やがて食べ終わり、金を払って店の外に出る。名物料理に満足したらしく、浮かれ気分でストリートを歩く男。と、不意に何者かに襟首を掴まれ、路地の奥に引き摺り込まれる。


5.暗い路地の奥(夜)


 一瞬の閃光!

 先の男が、通常ではありえない形(五角形の頂点に顔が配置されたような形)に変形されて息絶えている(顔がはっきり見えるが、血は流れていない)。

 たまたま迷い込んだ犬が仰天して吠えながら逃げ、塀の上の猫は、じっとその様子を伺っている。

 不気味な音楽が聞こえてきて……


6.タイトル「異形」


7.机の上の電話


 が突然鳴りだし、定年間近の刑事、鳩谷が引っ掴むように取って、出る。

 そこは東京・山の手の警察署、北堀署刑事二課である。

 鳩谷「もしもし、戸田か?(間)で、どうした? 調べはついたのか?」


8.山の見える市街(夕方)


 二十代前半の痩せぎすの刑事、戸田が、汗を拭きながら携帯電話に出ている。

 戸田「いいえ、残念ながら…… 葛西美菜の行方はこれ以上追えなくなってしまいました。(手帳を見ながら)ただ……」

 鳩谷の声「ただ?」

 戸田「多少は関連のある事実が掴めたようです。彼女のマンションの隣に住んでいた住人の証言ですが、葛西美菜は『パラメトリックス』という名称の団体に属していたようです」


9.北堀署刑事二課(夕方)


 鳩谷「パラメ……トリックス? なんじゃい、そりゃ? テレビの仲間か?」


10.山の見える市街(夕方)


 戸田「違いますよ。(困惑しながら)どうしてテレビが出てくるんです。ったく、どういう発想してんだか…… (気を取り直し)ええと、ある種の宗教団体のようですね。詳しいことは、まだ調べていないのでわかりませんが、インターネットにホームページが掲載されています」


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