④では国民に何ができるのか?
8,利益者集団を狙え
質問者:あの……これまでのこと踏まえると国民にできることが無くて絶望的な感じがするんですけど……。
筆者:正直な話これまでの自民党が作り上げてきた政治体制を崩すのは正直難しいです。
日本の国会議員の給与は世界的に見てもかなり高額ということがあるので、国民の怒りもあると思います。それに加えて自分たちの給与は増えませんからね。
質問者:確かに、こんなに日本のために総合的に見たらなっていないことをしているのに給料だけ高いだなんて納得が行きません……。
筆者:給料に相応しい“責任と誇り”そう言うのを持って欲しいところなんですが、現実的にはかなり難しいと思います。
質問者:“最悪レベル“の議員だけでもなんとか落選させられませんかね? 特に自分にその議員のいるブロックに選挙権が無い場合とかどうしたらいいんでしょうか?
筆者:あのですね、議員のホームページとか撒いてあるチラシとかにですね『○○議員を応援しています!』とか書いてあってそこに支援者団体の名前や支援議員の名前が書いてあるんですね。
彼らにズバリメールなどでそれらの組織に対して『〇〇議員は国のためにならない政策を実行しようとしている!』と題して『推薦するのならあなたたちの製品を買わない』とか『売国奴に加担するのか!?』などと送るんです。
この一連の流れを見て貰えれば分かると思うんですけど、“利益者集団の意向“に結局のところ一番弱いんで、そこに対して意見を述べると上手くいく可能性が上がります。
これと似たようなこととして番組が反日だった場合そのスポンサーに対して抗議すると効果的なのと同じような感じです。
正直なところ、本人に直接抗議しても『うるさいハエどもがブンブンと喚いておるわ』ぐらいにしか思わないでしょう(笑)。
利益者集団が議員に“こういうメールが来ているんですがどうしましょう?”と言われると、“ハイ止めます……”となる可能性がありますからね。
質問者:なるほど……。政治家のアキレス腱はやはりそこなんですね……。
筆者:地道な活動じゃないか……と思われるかもしれないですけど、議員の側としても当選するために必死になって草の根活動している訳です(大物議員だとしていない場合もありますがその分知名度が凄い)。
それを上回るためには本当に地道な活動が必要だと思います。まぁ、メールでなくても良いですけど“利益者集団をターゲットに据えた作戦”というのがとにかく効果的ですね。
9 政治のことを嫌にならずに投票だけは行って欲しい
質問者:こんなことばかりを聞かされるとウンザリしちゃって選挙に行かなくなる人が出ると思うんですが……。
筆者:いや、全く逆ですね。むしろ、若い人ほど選挙に行って欲しいです。これまで挙げた“利益者集団”の他に最後に“圧倒的な数を持つ超強力な人々”を紹介したいと思います。
質問者:えっ!? そんな人いるんですか!?
筆者:ズバリ高齢者の方々です。“高齢者政策“を前面に押し出して若者は置き去り……。こういう雰囲気も少なからずあると思うんですね。
質問者:確かに、高齢者の方々は組織にはもう属していませんが年々増加していっていますものね……。
筆者:“緊急事態宣言“や”蔓延防止等重点措置“なども”高齢者安心政策”の一環だと思いますね。正直、若い人から見たら重症化しないのに行動制限されるとか失業リスク、イベント消失リスクなどデメリットしかありませんからね。逆に高齢者にとっては家族が家にいれば外からの感染確率は下がって安心です。K田政権が的外れなことをやっても支持率が維持されているのはそのためです。
質問者:現実問題、補助金を多く受け取れない半端な状況な人はかなり苦しんでいますものね……。
筆者:僕としては、仮に投票したい人がいなくても若い人は投票所に行って欲しいです。僕は毎回選挙があるたびに選挙に行っていますが、投票したい人がいない場合は“大きく×”をど真ん中に書いています(笑)。
要は若い人の投票率を上げることによって、“お前らのことをちゃんと見ているぞ”と言う意思表示にはなるわけです。例え無効票でも誰が誰に投票したか分からない状況なのでこれも効果的という訳です。
現状では若い人の人数は少なく更に投票率が低いので“コイツら政治に関心が無い年齢層なんだ。じゃぁ、適当でいいっか”と軽視されていると思うんです。
勿論本来でしたら、誰かしらの候補者名を書いて欲しいのですが、投票に行く習慣が無い方には誰も入れたい人がいなくとも投票所に行く習慣づけをして欲しいと思っています。
質問者:なるほど、投票にもいかない層については意見を聞かなくてもいいってなっちゃいますものね。
筆者:幸いなこと? なのかは分かりませんけど80歳以上になると投票率は不健康になるためか下がっていきます。ですから、誰にも投票したい候補者がいなくても若い人は諦めずに投票所に行くという“政治的関心がある意思表示”はして欲しいものです。
何だかんだ言っても選挙に行くことが国民にとっての最大の意思表示であることには変わりありません。誰でも投票はできることであり、やらなければいけないことなのです。
10 他の政党に期待できないのなら自民党を改革するしかない
質問者:最後に野党に期待できない自民党全体の改革というのはどうしたらできると思いますか?
筆者:まぁ、こればかりはお金のかかることですし、思想信条もありますので強制はできませんが自民党員になって声を上げるしかないです。入党から2年待たないといけませんし、微々たるものですが自民党総裁選への国民票1票もありますしね。
質問者:こればかりは本当に強制できませんね……。
筆者:あ、僕も自民党員では無いですしね(笑)。それなのに、“自民党に入って意見を言え”っていうのはどうにもおかしな話でもありますけどね(笑)。
質問者:ちなみに何故自民党員でないのかお話を伺っても良いですか?
筆者:まぁ、親が代わりに行ってるからいいかなって(笑)。僕はインドア派なもので自民党の会合に出席するよりかはこうして文章を書いて発信するという別の役割がありますからね。
質問者:何だか政治家みたいに誤魔化された気が……。
筆者:うんんっ!(大きな咳払い)
質問者:最後に自民党のどこを変えたら一番いいと思いますか?
筆者:やはり、経済政策の失敗が大きいと思うんですよね。確かに戦後の高度経済成長期を成し遂げたのも自民党です。しかし、ここ20年間の国民の給与が上がっていないというのも自民党の責任だと思うんですよね。『現役世代に投資しない国、日本』でも書きましたが、まだ国債を発行できる能力はあります。適切な財政出動を行う必要があると思います。
ただ、いたずらに財政出動する余裕はないと思うんです。今ただでさえ円安が進行しているのに、これ以上の円安は危険ですから、日銀が金利をある程度引き上げてでも円安を食い止めつつ国債を発行する必要はあると思うんです。そして、発行した国債を適切な配分でもって使って欲しいなと思います。
「責任ある積極財政を推進する議員連盟」というのが自民党でも2月にできたので期待したいところはあります。ただ懸念点はそこに安〇元首相が設立総会に来られたという点です。彼も当然、色々と手を変え品を変え言葉巧みに日本を破壊してきた張本人ですから、ロクでもないところにお金を使われないか、海外にお金が流れないか心配です……。
質問者:なるほど。色々問題は多そうですね……今回もありがとうございました。
筆者:ということで今後もこうした日本や世界の問題について自分なりの分析を挙げていきますので是非ともご覧ください。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。




