どうなっているかと聞いている!
「あら、奥方様って大胆です」
「だ、大胆って────」
そしてルルゥの言葉で気付く。
この国では女性が男性の家庭料理を覚えたいという事は『貴方の家庭に入りたい程お慕い申しています』という意味である事に。
それと同時に女性が男性の家庭の味を覚えたいという事は、その男性の母親から男性宅で毎日教えを請わなければならなくなるわけで、それは恐らく国や文化が変わろうと女性側のある種告白に近い意味にとらわれてしまうのではないかという事に気付いてしまう。
「大丈夫だ。単にカレーという魔の魅力にハマってしまっただけなのは理解している。俺の国でもやたらとカレーが好きな者は多くいるしな。むしろ嫌いな者を見つける方が難しい程だ」
そして旦那様はというとそんなわたくしを優しい眼差しで見つめながら優しく頭を撫でてくれ、わたくしの言った言葉がプロポーズ等ではないと言ってくれるのだが、何故だか分からないのだがこの時わたくしは旦那様に否定されて本来であれば安心するはずであるのだが何だかとても悲しい気持ちになってしまう。
「全く、これだから旦那様は今まで独身だったんですよ?もう少し危機感をもたないとせっかく棚から落ちた牡丹餅を餌で釣れた魚に逃げられてしまいますよ」
「ルルゥよ、君は色々と変な勘違いをしているみたいだから一度しっかりと互いのすれ違っている所を話し合わなければならないみたいだな」
「望むところですよ、旦那様。因みに修正しなければならないのは旦那様のほうでございます」
「ほう、そこまで言うのならばガッツリと話し合おうか」
「良いでしょう。唐変木に付ける薬があるか探しておきますね」
「ルルゥ?」
「奥方様、大丈夫です。全てこのルルゥないし四宮家の使用人にお任せください。この石頭唐変木の分からず屋にしっっっっかりと叩き込んであげますから」
そして何故か旦那様とルルゥが険悪なムードとなり、わたくしはルルゥに背後から抱きしめられ、次いで頭を撫でられるのであった。
◆
「どうなっているか?」
「は?」
「どうなっているかと聞いているっ!?」
俺は一向に連絡が返ってこないダグラス、そしてチョコレートの件を側にいたメイドに聞くも、まるで要領を得ない様な表情で、まるで平民に返すような言葉づかいで聞き返され思わず怒鳴ってしまう。
「知りませんよ、そんな事。では、私はこれで」
「貴様っ!!この俺様を誰だと思ってやがるっ!?そんな態度をこの俺様に取った事を後悔させてやるぞっ!!」
「やれるものならばどうぞご自由に。ただのシュバルツ様」
シュバルツ殿下をコックピットにブチ込みたいと思った人、なかなかやりますね_(:3 」∠)_
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