表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄された悪役令嬢、日本へ嫁ぐ  作者: Crosis


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

192/197

家格などどうでも良い

 シャーリーの戦術にまんまと嵌り、どうすれば回避できるか考えていると、やはり頭を使えば使う程糖分が欲しくなるもので、気がつけば私は無意識の『ちよこれ~と』へと手が伸びており、そのま口へと運んでいた。


 この『ちよこれ~と』なる甘味はここ最近貴族界で爆発的に広まっており、入手するのも困難な代物ではある甘味ではあるものの、食べたことはあるので後回しにしていた。


 というよりもお茶会が終わった後に人目をきにせずゆっくりと、じっくりと味わうつもりであった。


 しかしわたくしはその事も忘れて『ちよこれ~と』を口にした。 いや、口にしてしまった。


「な、ななななっ、何なんですのっ!? こ、この食べ物はっ!?」

「あ、それわたくしお気に入りのチョコレートですわっ!!」

「そんな事知っておりますわっ! そうではなくて、これは、これは、何なんですのぉっ!?」

「ですからわたくしお気に入りのチョコレート、あぁ、商品名ですわね。 商品名は冬季限定くちどけ滑らかしっとりチョコレート『メルティー・ラブ』ですわっ!! メイドさん達が買い貯めしておりますのをこの日の為に少しだけ分けて頂いたんですのっ!! 味は勿論、口の中に入れた瞬間解け始めるその様はまさに雪解けのようですわっ!!」

「め、めめめめめ、メイドさん達はこの『めるち~・らぶ』という『ちよこれ~と』をどこで購入したんですのっ!? そもそもこれを作ったシェフは何処にいるんですのっ!!」


 もう、家格などどうでも良い。


 私の家格が公爵で、シャーリーの家格が男爵であるとか、そして今日シャーリーが持ってきた甘味の数々が罠であろうとも、そんな事などこの『めるち~・らぶ』なる『ちよこれ~と』の前では些末な問題である。


 この『めるち~・らぶ』なる『ちよこれ~と』が入手できるのならば私は男爵家であるシャーリー相手に頭を何度だってさげれますわっ! いや、むしろ今日は入手方法を聞くまで何が何でもシャーリーを帰しませんわっ!! 


「それは申し訳ないのだけれども秘密ですわ。 ただ、タリム領へ来て頂ければいつでもおもてなしはさせて頂きますので是非お越しくださいな。 メルティー・ラブというチョコレートは期間限定なのでその時には必ずご用意できるとは言えませんが、ここでは出す事が出来ないお菓子をご用意させて頂きますわっ! プリン、ケーキ、アイスクリームなどなど、どれもとんでもなく美味しいんですのよっ!! 勿論チョコレートがお好きという事であればそれら全てチョコレート味もご用意させて頂きましてよっ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ