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婚約破棄された悪役令嬢、日本へ嫁ぐ  作者: Crosis


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腐っているんじゃ?

 こ、これは……ただ馬鈴薯を油で揚げただけの食べ物ではないのですかっ!?


 あぁ、手がっ、私の手がこの『ぽてとちっぷすのこんそめ味』とやらを口に運ぶ事を止めてくれませんわっ!!


「しゃ、シャーリーさん……こ、ここ、これはいったいどこで手に入れたんですのっ!?」

「おいしいですわよね、ポテトチップス・コンソメ味。 わたくしも初めて食べた時はその美味しさに驚きましたもの。 そして、せっかく数種類のポテトチップスを持ってきておりますので、コンソメ味だけではなく、他の味も試してみて下さいな。 塩だけの物も、これが意外と美味しいんですのよ? あ、ちなみにこのポテトチップスはわたくしの領地であるタリム領で販売しておりますので、寄った際はお土産にでも購入してくださいな」


 これは良い事を聞きましたわっ!! 確かにここ数年間でタリム領には食べたことも見たことも無い美味しい食べ物が溢れているという話を使用人達の会話から漏れ聞こえて来たのが何度かありましたが、いつもの吟遊詩人による盛った話で盛り上がっているものとばかり思っておりましたわ。


 まさかこれ程の物が食べられていたなんて……もっと早く知っていればと悔やんでも悔やみきれない。


 しかしながらこの『ぽてとちっぷす』なる食べ物は、シャーリーの言う通りコンソメ味以外も、どれも美味しく、癖になりそうなのだけれども、この塩味は家でも再現できそうだと睨む。


 どうせ馬鈴薯を薄くスライスして揚げただ物にしおをまぶしたけであろう。


 このお茶会が終われば早速我が家の料理長を呼んで作らせてみてもよさそうですわね、いえ、絶対に作らせますわっ!


 そんな事を頭の中で考えながら私は次に、いつも良く食べているクッキーでも食べて一度落ち着かせようと『かんとりーまだむ』とやらを手に取る。


「え……っ?」


 しかし、この『かんとりーまだむ』とやらは私が想像していたクッキーと違い、手に持った瞬間その感触がイメージしていた良く食べるクッキーとは違う事に気付く。


 こ、これ……腐っているんじゃ?


「あ、そのカントリーマダムですが、普通のクッキーとは違いしっとり、柔らかな食感ですので腐っているとか、生焼けとかではございません。 安心して食べていただいても大丈夫ですわ」

「し、知ってましたわっ!!」


 あ、危ない所でしたわ。


 思わずシャーリーへこのクッキーは腐っているのではないかと聞いてしまう所でしたわ。


 しかし、確かにシャーリーも初めの方に『初めて食べる食感』という風に言っていたような気も──むむぅっ!?

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