褒美があった方が頑張れるというものだ
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そしてわたくしは頭を優しく撫でられ背中をポンポンと優しく叩かれながら旦那様の胸の中で泣くのであった。
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あれから数時間後、あの時何故あそこまで泣いてしまったのか、自分の事ながら未だに分からずにいた。
悲しさや嬉しさ等、そういった様々な感情がわたくしの胸の中で溢れかえり、それが涙として感情の代わりに溢れ出てしまったのかもしれない、と思うのだが、そもそも何故感情が溢れ出してきたのか、その理由は分からず終いである。
そして気が付けば旦那様の衣服をわたくしの涙と鼻水でドロドロにしてしまった事に気付き、謝罪しまくった事は黒歴史としてわたくしの記憶の外へと追いやって行く。
そんなわたくしは今、日本語の勉強にという事で旦那様より買って頂いた教材が数点と、そして旦那様曰く『ぶるーれいぼっくすせっと』という可愛らしくも前衛的かつ色彩豊かな女の子達が描かれている箱を大事に抱えてながら自室へと向かう。
晩御飯までの小一時間、その僅かな空き時間を使って一秒でも早く日本語の勉強がしたいわたくしの足は、流行る気持ちから今すぐにでも走りたい気持ちを抑えつつも、気が付けば自然と速足となる。
「ではこのアニメ作品、ポリスキュア、略してポリキュアについて軽く説明致しますね」
そしてわたくしと共にルルゥが本日の日本語教師として一緒に、わたくしの部屋へと入ると早速この『ぶるーれいぼっくすせっと』の『あにめ』とやらの説明をしていく。
ルルゥの話を聞く限りどうやらこの箱の中には絵本かそれに近い物が入っているのだろう。
ルルゥの話を要約すると、警察官、所謂王国で言う所の自警団や近衛兵の様な仕事に就いている女性二人組が使い魔との契約によって魔法を習得、しかも魔法を行使する際には着ている衣服が煌びやかになり、身体年齢も二十代後半から十代前半へと若返る。
そしてその魔法の力と若さ溢れる身体的な運動能力を駆使して悪の組織を倒すために日々戦い、彼女達は悪の組織を壊滅する事ができるのか?という物語の様である。
聞いただけではいろいろとツッコミたい部分や分からない部分こそあるものの、その部分については実際に物語に触れつつ補正して行くこととなった。
因みにこの『ぶるーれいぼっくすせっと』の他に『ハヤオぼっくすせっと』なる物も購入してくれいるのだが、この『ハヤオぼっくすせっと』の中にある『光虫の墓』という作品だけは手を出さないようにとルルゥにきつく注意されてしまうのだが、あそこまで言われては『光虫の墓』が気になってしまうのは仕方のない事だろう。
それに旦那様が買ってくれているという事は一応問題は無いという事でもあると思う為日本語をマスターしたご褒美として『光虫の墓』は取っておく事にする。
ご褒美があった方が頑張れるというものだ。




