パジャマパーティー
そう思いながらわたくしは、初めて食べる料理と飲み物を堪能するのであった。
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夜も更け、今わたくしは、わたくしの部屋に集まった女性の使用人達と一緒にパジャマパーティーなるものに参加していた。
初めこそ、衣服は寝巻で参加以外は公爵家の時に良く参加していたパーティーとあまり変わらないだろうと思っていたのだが、参加してみればどうやらその考えが間違いである事が窺えてくる。
因みに本日のメンバーはルルゥの娘であるララ、王国側と『にほん』側の連絡係であるミランダ、わたくしの世話係件側使えでもあるマチルダとナターシャ、そして最後に『にほん』側の『あるばいと』という肩書ヤマダ・アンナと最後にわたくしを含めた計六名でこのパジャマパーティーは開催されている。
当初こそルルゥも参加しようとしたのだがララに拒否され、周りの使用人達から「若い者たちで話したい事もあるでしょうから」と説得され「次回は私も絶対参加しますから、近いうちに第二回を開催しましょうっ!!なんなら明日でもいいですよっ!!そうしましょうっ!!それがいいですっ!!」と言いながら同僚である使用人達に引きずられながら退場して行った。
因みにララより若い子供たちは母親または父親に連れられて就寝コースである。
どの国でも寝る子は育つというものですので今は我慢して頂きすくすくと育って欲しいものである。
そして、だからこそ夜更かしというものに憧れを抱くものでございます。
かくいうわたくしも、いつもお父様とお母様が夜更かししているのを見て羨ましいと思ったものでございますし、本日初めての夜更かしという事もあって、初めてのパジャマパーティーはただこの場所にいるというだけでも興奮してしまいますわ。
初めてのパジャマパーティーという興奮。
初めての夜更かしという興奮。
なんだか悪い事をしているような感覚。
それら全ては、小さなころに夜更かしはダメであると育ってきたからこそ得られる、極上の体験の一つである事は間違いない。
あえて言葉にするのならば『大人の階段を一つ上った』という事を今まさにわたくしは感じておりましてよ。
そんな事をわたくしが思っている内にパジャマパーティーの準備が整ったみたいである。
準備と言っても足の低いテーブルを絨毯の上へと置き、各々持ち寄ったお菓子やジュースをテーブルの上へと並べただけであるのだが、しかしテーブルの上へと置かれたお菓子やジュースは本日『いーおーん』で購入した『にほん』の物である為、それらがテーブルの上に置かれて行く度にわたくしは興奮してしまう。




