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一人相撲

作者: 朝焼 悠

なんか疲れたのかな

全部投げ出して 逃げちゃいたい

でも そうしたところで

問題は好転しないって 知ってるし


一度逃げ出したら 行き止まりまで止まれなくて

どん詰まりに追い込まれたら最後

壊れて 体を起き上がらせるのも一仕事になる


勿論 身を守るため 時には逃げる事も必要で

自分で納得もできない所で 心を壊す必要なんてないよ

バラバラにされてしまった心はもう元には戻らない

継ぎはぎになる分 脆くなってしまうだけだから

もっと大切にしていいんだと思う


なんか疲れたのかな

何をやっても手応えがなくて

これは我ながら なんてはずの傑作も

一晩寝かせれば凡作にすら至っていないと

昨日の興奮を殺したくなる

信念も無ければ熱量も無い 惰性や癖と言われてしまえば

それまでの出来で


納得ができれば それでいいんだけど

力や才能の差とか心身や時間の限界とか

最悪 言い訳染みているものだとしたって

自らが納得して次へと進めるなら

いや 違うか

みんな悩んで苦しんで折り合いを付けながらちゃんと前に進んでいるのに

僕はいつまでもケジメを付けられず

一人勝手に疲れている


ここ以外に居場所なんて無いから ずっとそう思っていたけど

ただの思い込みなんだろうな きっと

ただそれでも 僕は

ここから出ていった所で 多分また戻ってきてしまう


なんか呪いみたいだな

自己満足や自己陶酔の夢から覚めたくない

自分自身でかけた 呪いみたいだ


でもそれを決めているのも自分で

干からびているかもしれないけど しがみ付く理由もあって

例えいつだって

取り残されていく側だとしても

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