始まり、そして、脱出
「えっと?今の状況を教えてもらおうか」時は今から約3分前に遡る。
「おーい、みんなで写真撮ろうぜー」「おk」6人は旅行で写真を撮ろうとしていた。
「行くぞー、ハイチーズ」パシャ、と写真を撮った瞬間。
下に魔法陣のようなものが浮かび上がり、6人は消えた。
そして今に至る。
「おまえたちには、魔王を倒してほしい」いかにも王様であろう男性が6人に対していう。
「嫌だね」6人の中の一人 錐咲 芽吹が一言
。
「........は?」王たちは断られる言はないと思っていたのか思わず素っ頓狂な声を上げる。
「だって、なぁ?」「こっちは何も分かってないのに急に上から目線に魔王だの意味の分からない事を
言われたら断るでしょ、バカなの?」今度は細波 達也がいう。
「貴様、王に向かって馬鹿だt」バンッ。騎士のひとりがしゃべって居ると銃声が聞こえる。
「え?」騎士は今やっと気づいた。自分の足を鉛玉が抉った事を。
「うわあああああああああああ!!!!!!!!」騎士の叫び声が部屋の中に響く。
「喧嘩売る相手は間違えない方が身のためだよ」銃を構えながらそういうのは、七都 ふみや。
「貴様ら!おまえたち、あの罪人を捕らえよ!」騎士がそういうと他の騎士も動員する。
「はぁ、めんどくせぇ。一旦離れるか」めんどくさがりながらそう言うのは、南沢 ユウキ。
「んじゃあ、退散しますか。目、瞑っとけよ」そう言ったのは、佐々宮 司。司はカバンからフラググレネードを取り出し、ピンを抜いて投げる。
すると、辺りは閃光のごとく光る。
「おう、何だ」「目が、見えない」「くっそ、目くらましか!」そして、騎士たちの目が見えるようになった頃には6人は居なかった。
その頃6人は
「ふぅ、つかれるわぁ」と言って座り込むのは、嘶伊 剛。
「さぁーて、これから、どうするかねぇ」「どうもこうも、ここがどこかも分からんしなぁ」「うーん、とりあえず、歩いてみるか」「そうだね」こうして6人の旅が始まるのだった。