兄妹?
国としてはまぁまぁ広いがそれでも元東京都の1/3程度しかない。
ここに全世界の人間がいるのが不思議なくらいだ。国の回りには壁というには高すぎるものが立っている。
基本的に外への出入りは禁止されているが出ることは出来るらしい。ただし外は出た瞬間から戦場だと言う。
周りを見ながら歩いていたらいつの間にか目的地に着いていた。
ここは俺とそして・・・
「褌遅い~お腹すいた~。」ドアノブに手をかけた瞬間内側に開かれ怒鳴られた。
「呼び捨てにするな。馬鹿妹。」馬鹿妹と言われたこれは俺の妹ではないが一様兄妹ととしている。
ここは俺とこいつの住処じゃないが借りている宿だ。
「だって時間より遅いじゃん。」悪かったよ。と言う前にそっぽを向いて行ってしまった。
あいつの名前はマイル・S・キララ。本人曰くハーフらしいがどことのハーフか知らない。
ただ一つ言えることがある。あいつ自身いつそうなったかはわからないらしいがは半分が機械だ。
右腕と右足、そして右目とその脳細胞。どんな技術なのか知らないが普通の人としての形をしている。
外から見たら人間と間違えるがよくよく見ると皮膚の材質が違うのだ。俺も初めて知ったときは驚きもしたがもうすっかり慣れてしまった。動かすためのエネルギーは食事だと言う。構造が全くわからないのでとりあえずお腹が空いたと言われたら食べさせるしかないのだが。
「キララ。」ハテナマークをつけ首をかしげながらこちらを向いた。
「今日は帰って来てから食べよう。」
「どっか行くの?」キララが再度首をかしげながら聞き返す。
「お前がいるべき場所へだよ。」そういってキララと一緒に部屋を出て行った。