お爺ちゃんとその孫(200文字小説)
孫とお爺ちゃんが交互に喋ります。
最初は孫です。
「私ね。お爺ちゃんに聞いてほしい事があるの。」
「だから何じゃ。」
「だから・・・聞いてくれる?」
「聞いてくれない。」
「お爺ちゃん。お願~い、聞いてよ~。」
「や。」
「お~ね~が~い~」
「・・・・・・。」
「聞こえてる?お爺ちゃん!」
「聞こえてないよ。」
「いや、聞こえてんじゃん。」
「一生のお願い!」
「一生のお願い、4回目。」
「じゃあ~、聞いてくれたら、キスしてあげるよ。」
「・・・・・・・・・・分かった。」
「やった!ありがとう!お爺ちゃん!話ってのはね。」
「まて、先に」
「分かった。」
チュッ
「えっ。ほっぺ?」