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冥界へ...あれ?

東方天季説、第三話です。

━━━━━━━━━━う・・・あ・・・

目が覚めた・・・えっと・・・ここはどこだ?

周りには不自然そうにこっちを見ている人、

無邪気に走っている子どもたち、

らっしゃい!らっしゃい!・・・と、景気のいい声で客を呼び止める八百屋、

そして思い出した・・・ついさっき聞いたばっかりだったな・・・

━━━幻想郷は、現世から忘れ去られた世界・・・━━━

「ここが・・・幻想郷」

忘れ去られたってそういう事か。

確かに今の時代には八百屋も駄菓子屋もほとんどないもんなあ・・・少なくとも都会には。

・・・あれ?確か白はこう言ってたよな...

━━━あなたには、冥界に行くか、裁判所に行くか、決めてもらいます━━━━

で、俺は・・・

━━━冥界に連れて行ってください━━━━

(・・・ここ冥界?)

あれ~・・・おれが何か聞き取り損ねたかな・・・

そのように悩んでいると頭の中によく通った声が響き渡った。

??(もしも~し・・・お~い、もしも~し・・・)

少しびっくりしたが、冷静になる。

(どっかで聞いたことあるな・・・)

その声には聞き覚えがあった・・・何しろさっき会ったばっかりだから。

「もしかして・・・白か?」

(お、聞こえましたね。成功っと・・・)

成功って・・・成功していなかったらやばかった気が・・・

(別に成功してなくても大丈夫ですよ。ほかに手を打ってますし。)

だとしてもな~・・・へ?

「なあ、今なんかおかしくなかったか?」

(ふぁい?なにがですか?)

ちょっと待てよ・・・確か今・・・


━━━成功って・・・成功していなかったらやばかった気が・・・━━━

━━━(別に成功してなくても大丈夫ですよ。ほかに手を打ってますし。)━━━

何でおれの心の中の声と会話できてるんだ?

(当たり前でしょう。今、あなたの頭の中に干渉かんしょうしてるんですから。)

「干渉?」

白(ええ。心は心臓と同じです。心の声は信号となって脳へと行き、頭の中で反響します。

 その途中に私の意識を入れているのです)

へえ~そんなことできるのか・・・って白、お前凄いな!

白(今更ですか。まあいいです。とにかく今のあなたの状況を教えましょう。)

(よろしく頼むぞ)

白(あなたを冥界へ送ろうとしました・・・しかし、さっきも言ったように少々混乱しているせいか、

何故なぜか冥界ではなく、天狗の里に着いてしまいました。」

(ここは天狗の里なのか?)

白(はい。その里は人間が住んでいますが、天狗と友好的な関係を結んでいるのでそのような名の里になりました。)

(ほう・・・なあ、ちょっといいか?)

白(なんでしょう?)

(冥界ってさ、死んだ人が行くところだよね。)

白(えっと・・・まあ、魂がほとんどの地域ですからね。)

(俺みたいな生きている人がそんなところに行って大丈夫なのか?)

・・・

(・・・)

白(大丈夫だ、問題無(大丈夫じゃねーよ!!大問題だよ!!)

白(ま、まあ、少々混乱しててよかったじゃないですか!!)

(お前、意外と抜けてる所、あるんだな・・・)

白(あはは・・・で、これからの行動なんですが・・・)

(おう)

白(自力で何とかしてください。)

(・・・はぃい!?)

白(冥界に行けるようになったらまた呼びかけますね。それでは~♪)

(え、ちょっ!待っ!!)

(・・・)

「・・・実にやばいな。」

いやマジでどうする!?住むところもねえし食うもんもねえしこのままじゃあいずれ・・・

??「・・・あのう」

後ろから声が聞こえた・・・少女の声だ。

??「大丈夫、ですか?」

後ろを振り向くと、頭に何やら多角形の帽子(?)白の服に紅葉の模様に黒のスカート、

そして一番印象に残ったのは、背中についている大きな黒い羽根━━━━━━━━

「・・・からす・・・!!」

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