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インターミッション 登場人物解説3

第1章の物語の一区切りとして、3回目となる登場人物の解説を行います。


それではどうぞ!

本作品『特攻装警グラウザー』の著作権は美風慶伍にあります。著作者本人以外による転載の全てを禁じます

這部作品“特攻装警グラウザー”的版權在『美風慶伍』。我們禁止除作者本人之外的所有重印

The copyright of this work "Tokkou Soukei Growser" is in Misaze Keigo. We prohibit all reprints other than the author himself / herself

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■第1章、中間、登場人物紹介(第3回)


【状況】


 東京有明の1000mビルにて開催される予定だった『未来世界構想サミット』を、マリオネット・ディンキーことディンキー・アンカーソンの一味が、日本警察による限界警備を掻い潜ってこれを襲撃する事件が発生する。

 1000mビルの全システムはディンキー側に完全掌握されてしまい、爆破工作も行われ、4つあるブロックのうち最上階の第4ブロック階層は地上側から完全に孤立してしまう。

 特攻装警のうち、ディアリオとフィールはそれぞれの任務のため、襲撃事件当時、第4ブロック階層に居り、事件に遭遇することとなる。



〔特攻装警〕


■第1号機アトラス


 有明1000mビルにてサミットの警備要員として参加していたが、事件勃発とともに警備要員の任務を解かれ、新たにサミット襲撃テロの解決のために参加することとなる。そして、センチュリーと共に孤立する第4ブロック階層へと突入することとなる。



■第3号機センチュリー


 南本牧の一件のあと、逃亡したマリオネット・ディンキーの足跡を追跡していたが、1000mビルでのテロ襲撃の件を聞きつけて急遽駆けつける。そして、サミット警備本部に合流し事件解決に協力することになる。

 一度は第4ブロック階層への突入に失敗するも、鏡石からの提案を受けて、オートバイを使っての直接突入を決行することとなる。



■第4号機ディアリオ


 サミット警備本部の本部長を務める近衛警視から、サミット会場である1000mビルの基幹システムのメンテナンスを指示される。鏡石隊長とともに緊急メンテナンス作業にとりかかり、一度はメンテナンスを成功させるが、結果として敵のハッキング工作を許すこととなりビルの全システムを掌握される大失態を犯してしまう。

 敵によるビルシステム掌握の際に、第4ブロック階層内に居たため外部との連絡を絶たれ孤立。英国アカデミーメンバーを襲う謎の襲撃犯に遭遇することに――



■第5号機エリオット


 警備1課課長の近衛に従いサミット警備に従事する。しかし、地下駐車場にて指示あるまで待機との指示が出ていた。その後、テロ襲撃勃発に伴い、近衛の指示で待機を解かれビルの第4階層への突入の準備をすることに。

 


■第6号機フィール


 ディンキー・アンカーソンのテロ襲撃に備えて、アカデミー代表メンバーの警護任務に着任する。1000mビル内で英国アカデミーのメンバーを警護するため付き添っていたが、第4ブロック階層最上階で襲撃犯に遭遇。アカデミーメンバーの避難に成功するも、襲撃犯との戦闘に敗北、大ダメージを負ったうえに地上へと向けて投げ出されてしまう。

 瀕死の状態に陥るも第2科警研技術者の支援で回復、事件解決に向けて戦線に復帰することになる。



■第7号機グラウザー


 品川管区の広域管轄所轄署・涙路署の捜査課にて研修段階にある。その特攻装警としての任務の研修の一環として、有明1000mビルのサミットの警備状況の見学に向かうことになる。指導監督役である涙路署捜査課の刑事・朝研一の引率で有明1000mビルに訪れるが好奇心を抑えることが出来ず、朝刑事のトイレ中に無断で離脱、1000ビルの最上階目指して歩き出してしまう。

 そして、その途上、テロ襲撃に遭遇。第3ブロック階層と第4ブロック階層の中間部分にて爆破事件現場に居合わせたことで一人の少年と知り合い、爆破事件現場の負傷者たちを救助することとなる。その後、さらなる上層階層へと向けて向かい姿を消す――



〔警視庁〕 


■警備部警備1課課長:近衛 迅一警視


 警視庁の警備部の警備1課の課長であり、機動隊やSATと言った犯罪制圧の実働部隊を取り仕切る立場にある人物。堅実で厳格な人柄だが物事を大局から見ることの出来る視野の広い人物。警備部に配属されたエリオットを管理監督する立場にありエリオットとは強い信頼の絆で結ばれている。有明1000mビルで開催される未来世界構想サミットの警備本部の本部長に着任しており、サミットの安全確保の為に需要な役割を担っている。

 1000mビルの基幹情報システムに異常が発生しているとの報告を受けて、情報機動隊に支援要請を行い、一度はビルシステム回復の報を受けた。だが、襲撃犯によるビルシステムの掌握とビル上層階の爆破事件を引き起こされることとなり、事態は一気に最悪の状況へと陥る。

 だが、残された人員を駆使して、事態解決に向けて奔走、鏡石を始めとする関係者を叱咤激励をする。そして、第3ブロックまでの階層の復旧の目処をつけるとともに、一度の失敗を経て、第4ブロック階層への特攻装警2名の送り込みに成功する。

 そして、さらなる対策を練るため奔走している。

 


■警視庁公安部情報機動隊隊長:鏡石 礼奈警部補


 公安部隷下の情報機動隊ぼ隊長でディアリオ身柄引受人。階級上は警部補で近衛より2階級下。

 有明1000mでは近衛警視の要請で、1000mビルの基幹情報システムの緊急メンテナンスを行う。一度はメンテナンスを完了させ、サミット来賓の受け入れを開始させるのだが、復旧したと見えたのはブラフであり、密かに仕掛けられていた第2のトラップが発動、敵による1000mビル全体の掌握を許してしまう。

 その後、ビル復旧のための方策を得るために情報収集に奔走し、その結果、孤立した第4ブロック階層との連絡手段を見つけるに至り、これを上層階のディアリオたちに伝えるべく、バイクの強行突入によるセンチュリー・アトラスの突入作戦を提案することとなる。



■品川管区所轄署・涙路署捜査課課長:今井 槙子警部


 品川管区の新設署の捜査課の課長でグラウザー身柄引受人を務める人物。捜査課の係員である朝研一とともにグラウザーの指導監督に手を焼いている。グラウザーの未発達の精神レベルを柔軟に受け入れ、母親のように接することの出来る人格者。朝とグラウザーを送り出したその後は未登場。

 


■品川管区所轄署・涙路署捜査課機動捜査係係員:朝 研一巡査部長


 今井槇子捜査課課長のもと、機動捜査係に従事する若き刑事。グラウザー指導監督係であり引率役。有明1000mのサミット会場の警備現場にグラウザーを引率して先輩特攻装警の勤務状況を見学させる事となっていた。だが、朝がトイレに入っていた隙にグラウザーの“逃亡”を許してしまう事となる。

 警備本部の近衛に罵倒されるものの、すぐに徒歩によるグラウザー探索を思い立ち、近衛の了承を経て第4ブロック階層へと向かうこととなる。



■武装警官部隊盤古・東京大隊大隊長:妻木 哲郎


 特攻装警と双璧をなす、最新鋭のハイテク警備部隊である武装警官部隊・盤古の東京大隊の大隊長を務める。近衛迅一率いる警備部とともに有明1000mビルのサミット会場の警護役に着任する。

 ディンキー・アンカーソンによるテロ襲撃を受けてからは、重武装タイプの盤古隊員を率いて、サミット開催本部から離れている英国アカデミーメンバーを探して奔走することとなる。



〔第2科学警察研究所〕


■第2科学警察研究所所長:新谷 文雄


 第2科警研代表として、サミット会場警備に従事する特攻装警たちの勤務状況を視察するために、有明1000mビルの警備本部に来ていた。一方で、グラウザーにサミット会場警備の見学をさせるために、今井課長や近衛課長と事前に打ち合わせをしていた。警備本部にて朝刑事とグラウザーの到着を待っていたのだがテロ襲撃を受けて事態は一変、第2科警研へ支援要請を行う。

 さらにグラウザー失踪の連絡を朝刑事から受け、グラウザー探索のために朝を上層階へと向かわせることとなる。

 


〔英国王立アカデミー・円卓の会〕


■円卓の会


 英国王立アカデミー内に結成された研究集団。国際未来世界構想サミットに参加するために英国代表として来日する。しかし、マリオネット・ディンキーが日本上陸をする状況下での来日であり、日本警察からも彼らの存在が懸案となっていた。テロ勃発時、サミット開催本部から離れ、第4ブロック階層の最上階にて休息をとっていた。だが、ディンキー・アンカーソン配下のジュリアの襲撃を受けて、ビル内を逃走する羽目に陥る。

 


■ウォルター・ワイズマン


 英国王立科学アカデミーの代表で、エネルギー工学博士。円卓の会のメンバーであり、英国サミット参加チームの代表。鷹揚で朗らかな人柄の人物。ガドニック教授とは旧知の間柄のもよう。英国代表を引率する立場にある。



■チャールズ・ガドニック


 英国王立科学アカデミーの名誉会員で、アンドロイド工学・電子頭脳学博士。円卓の会のメンバーであり、アンドロイド用人工頭脳の世界的な権威。特攻装警たちの開発に深く関わり続けていた。フィールをして『私たちの親のような方』と言わしめる。


 

■エドワード・J・ホプキンス


 英国王立科学アカデミーの会員で、ロボティックス工学博士。円卓の会メンバー、ガドニック教授の親友、いささか軽い性格だが、学者としての本分では極めて優秀。テロ襲撃犯であるジュリアが戦闘アンドロイドであることを一発で見ぬいた。


 

■アルフレッド・タイム


 英国王立科学アカデミーの名誉会員で、人体生理学博士。円卓の会メンバー


 

■エリザベス・アクシス


 英国王立科学アカデミーの準会員で、建築工学博士。建築ジャーナリストとしても活動している。円卓の会のメンバーで紅一点、後述のトムの次に若い。日本の官僚に過去に不快な思いをさせられたことがあるらしく、日本という国に対して猜疑的に見ているふしがある。メイヤーとその事について議論している。



■ギルバート・R・メイヤー


 英国王立科学アカデミーの名誉会員で、社会人類学博士にして国際政治学博士。円卓の会メンバーであり円卓の会の中では最も高齢。その老境の見地から達観した物の見方をしており若いエリザベスを諭す一面もある。


 

■トム・リー


 英国王立科学アカデミーの会員で、情報工学博士。円卓の会のメンバーで年齢的には最も若輩。優れた情報技術者であり研究活動の傍ら、様々な企業とタイアップして情報システムの構築や技術支援を行っている。有明1000mビルの基幹情報システムの管理会社とも面識がある。影の薄い草食系っぽいが、自分の得意分野に関してはやるときにはやる人物。



■マーク・カレル


 英国王立科学アカデミーの会員で、軍事アナリストにして機械工学博士。円卓の会のメンバー。神経質で説教癖があり警備体制やセキュリティシステムの不備に対して一言言わずにはいられない性格のもよう。また、軍関係の経験もある模様で、VIP警護のSPを差し置いて、テロ襲撃犯からの避難を誘導することになる。



〔マリオネット・ディンキー一味〕


■マリオネット・ディンキー


 本名ディンキー・アンカースン、北アイルランド出身の生粋のテロリスト。

 独自のアンドロイドを駆使するスタイルから、マリオネット・ディンキーの名がある。

 英国人を憎悪しており執拗に付け狙うスタイルから英国人を苦しめ続けている。

 先の南本牧にて日本上陸に成功するが、その後の消息は一切不明。有明1000mビル内部の何処かにて潜伏していることが伺える。


 

■ベルトコーネ/コナン


 マリオネット・ディンキーの配下。

 ベルトコーネは近接戦闘重視の格闘タイプ、コナンは日本の剣術を習得した武人タイプ。

 先の南本牧にてベルトコーネはアトラスと、コナンはセンチュリーとそれぞれ対決している。

 ベルトコーネは、テロ襲撃事件勃発後、バイクによる強行突入を行うセンチュリーたちに対して、1000mビル第4ブロック最上階層から妨害行動を試みている。

 コナンは目下消息は不明だが、第4ブロック階層にて行動しているらしきことが示唆されている。


■ガルディノ


 マリオネット・ディンキー配下のマリオネットで、電子戦・電脳戦に優れたタイプ。

 情報機動隊とディアリオを出し抜き、1000mビルの全システムの掌握を成功させる。そののち、ディアリオとの直接対決に持ち込むも、今一歩の所で直接戦闘に敗北。そのボディを破壊されている。

 しかし、破壊されたのは遠隔操作のスレーブ体であり、本体は別箇所にて今なお活動中である。


■ジュリア


 マリオネット・ディンキーの配下の一人で女性形。肉弾戦闘でターゲットとなる人間を撲殺するタイプ。1000mビルの第4ブロック階層にて英国アカデミーメンバーと遭遇、これの襲撃を試みるも、これを阻止しようとするディアリオとフィールと交戦状態となる。

 一般捜査任務状態のフィールを簡単に撃破して、フィールを1000mビルの外部へと放り投げると、これに激高したディアリオと交戦しディアリオを圧倒している。その後は避難を続ける英国アカデミーメンバーを追跡している模様。



■アンジェ/マリー/ローラ


 マリオネット・ディンキー配下の女性形のマリオネット3体。

 高速タイプで光を武器とするローラ、ステルス性能が高く熱を武器とするマリー、直接攻撃を得意とし自在に伸び縮みし電磁波を操れるプラチナブロンドヘアを持つアンジェ――の3人が確認されている。

 第4ブロック階層を警備していた武装警官部隊を襲撃、目下、彼らと戦闘状態にある。


■メリッサ


 ?




【そして――】


 膠着していた事件状況は、第4ブロック階層へのアトラスとセンチュリーの送り込み成功――と言う一つの成果により、ようやく動き始めることとなる。そして、地上側と第4ブロック側との連絡手段の確保に可能性が見えたことで、事態は一気に動き始めることに――

 エリオットを除く全特攻装警が第4ブロックへと集結してゆき、マリオネット・ディンキー配下のマリオネットたちと全面対決へと向かって行くことになる。


 そして、有明1000mビルは巨大なコロッセオと化し、いよいよ戦いの幕は切って落とされることとなる。



次回より、いよいよ最上階層でのバトル編が始まります。


次回、第1章第18話『天空の支配者-ケルトの残照-』

3月11日の夜9時半より公開となります。


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