インターミッション 登場人物紹介1
物語の整理として第1章開始前に、
登場人物紹介を行いたいと思います。
本作品『特攻装警グラウザー』の著作権は美風慶伍にあります。著作者本人以外による転載の全てを禁じます
這部作品“特攻装警グラウザー”的版權在『美風慶伍』。我們禁止除作者本人之外的所有重印
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第1章開始時 登場人物紹介
〔特攻装警〕
■特攻装警第1号機アトラス
特攻装警の第1号機で理論原理試作機、頑丈さとサバイバビリティの追求に開発目的が置かれている。Γ128と呼ばれる超高強度のチタン系特殊合金で出来た鎧のような外骨格ボディが特徴的なメカニカルな外観を持つ。右目と左目でセンサー構造が違い左目がよく目立つことから『片目のアトラス』と呼ばれている。
特攻装警たちの長兄であり、特殊な機能を持たないながらも、長い現場経験と膨大なフィードバックトレーニングに裏打ちされた奥深い経験を最大の武器とする。
警視庁の暴対で組織犯罪捜査に従事しており、かねてから広域暴力団緋色会の動向を追っていた。その捜査過程で外国人テロリスト上陸の情報を掴み、3号機センチュリーの協力を得て、独自にテロリスト上陸の現場を制圧しようと試みる。
その結果、緋色会の命令でテロリスト上陸を実行しようとしていた、広域武装暴走族スネイルドラゴンと戦闘状態に陥り、これを他の特攻装警の協力を得て制圧に成功する。しかし、日本上陸を強行してきた外国人テロリストに逆に襲撃され、アンドロイドテロリスト『マリオネット・ディンキー』の配下、個体名ベルトコーネと戦闘状態に陥る。
善戦するも右腕を破壊されベルトコーネの逃亡を許す結果となる。
■特攻装警第3号機センチュリー
特攻装警の第3号機で応用試作機、内骨格構造を持ち極めて人間的な体構造にもとづいて作動する。また有機物の内燃理論を動力に搭載しており、食物を食い呼吸をし、極めて人間臭い行動が特徴。
また、その優れた身体能力から各種格闘技の習得に成功しており、戦闘時における一対多数の大量交戦時に優れた戦闘力を発揮し、オートバイなどの騎乗にも精通している。
特攻装警の次男坊であり、サバサバした兄貴肌の性格。アンドロイドなのに直情型なので問題行動が多いらしい。
警視庁の防犯部の少年犯罪対策課に所属し、捜査1課や交通機動隊と連携しながら、武装暴走族と呼ばれるサイボーグ犯罪集団の追跡調査と制圧の任務にあたっている。またその所属部署の性格から触法青少年と接することが多く、補導や指導、更生支援などにも活動している。そのため、彼のことを慕う不良少年も多いとか。
アトラスの依頼で共同で南本牧での事件現場の制圧に向かうも、緋色会配下の違法サイボーグ犯罪集団の広域武装暴走族スネイルドラゴンと鉢合わせになり戦闘となる。その後、かねてから足跡を追っていたスネイルドラゴンの幹部『黒龍ハイロン』を確保寸前に追い詰めるも、逆襲してきたディンキー・アンカーソン配下によって惨殺され、個体名コナンと戦闘状態に陥る。その結果敗北を喫し大きな痛手を追ってしまうことになる。
■特攻装警第4号機ディアリオ
特攻装警の第4号機、アトラスとディアリオのそれぞれの長所を取り入れる目的で造られた発展試作機。外骨格を基本とするが、関節部を内骨格式に構成しており、コストダウンを図りつつ大きな発展性の余地を確保することに成功した機体。特殊機能として情報犯罪・ネットワーク犯罪に特化しており、体内に5基のサブプロセッサーユニットを内蔵、メイン頭脳とは独立してネットアクセスや情報処理など様々な任務を同時にこなすことが可能。対機械戦闘では絶大なアドバンテージを発揮する。
特攻装警の3男で理論派な性格、しかし目的追求と任務達成のためには手段を選ばない性格で極めて容赦がない
警視庁では公安部公安4課隷下の情報機動隊に所属し、首都圏はもとより、日本国内の情報犯罪・ネットワーク犯罪の追跡捜査や制圧任務に従事している。情報分析や操作情報の入手のために他の特攻装警と協力することが多く、ネットワークを通じて遠隔で支援することもある
南元巻の事件現場を制圧するために向かったアトラスとセンチュリーを遠隔支援していたが、後に現場に合流、事件現場から逃走をはかるディンキー・アンカーソン一味を追跡、ハイウェイ上で6号機フィールとともに激闘を行うこととなる。
■特攻装警第5号機エリオット
特攻装警の第5号機、ディアリオの機体構造を応用する事で造られた戦闘行動に特化した機体。
単純化された頑丈な内骨格と頑強な外骨格とを併せ持つことで、戦闘時の衝撃や爆風などに極めて高いレベルで対応することが可能。様々な戦闘行動任務に対応可能とするために、拡張性が追求されており、軍用戦闘機なみに多彩な追加オプション装備を運用することが可能。また、そのオプション装備を稼働させるためにメイン動力も強化されている他、軍事兵器レベルの高度情報管制機能も搭載している。
特攻装警の4男だが、性格は寡黙で極めて沈着冷静。作戦行動時は一切敬語や愛称を用いないなど、作戦任務に特化した様なまるで軍人みたいな性格の持ち主。その一方で任務達成にかける執念と情熱は熱く、意志の強さは折り紙つき。
警視庁の警備部で警備1課に所属し、機動隊やSATや武装警官部隊が出動するような案件の際に警備1課長の判断で出動し犯人制圧や対機械戦闘に従事する。非合法な任務を行うことも多く、現時点で日本警察における凶悪犯制圧の最後の砦の様な存在である
南本牧での一件を想定した警備部警備1課長の指示により、ヨコハマ上空にてヘリで待機、スネイルドラゴンとの戦闘活動の情報をキャッチして1000mの上空から空中投下で事件現場へと強行突入することとなる。その後、アトラスとセンチュリーの支援を行う事に。
■特攻装警第6号機フィール
特攻装警の第6号機で、それまでの特攻装警開発計画とは異なり、警察組織内での女性捜査官の不足を補う開発目的のもとに生み出された特攻装警。外骨格を基本とした構造だが、高強度特殊金属メッシュにより構成された籠状のフレームと特殊プラスティックによる人造スキンで構成された『柔らかな外骨格』ボディを有している。
非常に高い対人コミュニケーション能力を持ち、ディアリオとは異なるベクトルで高度機能化された情報管制能力を有している。また、成人女性と変わらない軽量ボディであり、アーマー形状のオプション装備・飛行ユニットを装着することで、飛翔する事も可能。
特攻装警の妹分であり、明朗で意志はしっかりしつつも、4人の兄に囲まれているためか、どこか子供っぽい。明るく朗らかな性格ながらも意志はしっかりしており、時には任務達成のために賭けに出るやんちゃさも兼ね備えている。
警視庁捜査部捜査1課の所属で普段は、様々な凶悪犯罪の機動捜査や一般捜査に従事している。しかし、その優れた早期警戒機能を見込まれ、他の特攻装警との連携や、捜査課以外のセクションに協力することも多い。
公安部の外事課の依頼による捜査協力でディンキー・アンカーソンの調査を行っていたが、南本牧の現場にてアトラスたちに合流、逃走するディンキー一派をディアリオとともに追うこととなる。
■特攻装警第7号機グラウザー
特攻装警計画の最終段階として、量産を前提とした統合型試作機のフルバージョンとして開発された機体。これまでのアトラスからフィールまでの開発で得られた技術やコンセプトをフルに搭載しており、基本はセンチュリーの内骨格をベースに各部を一部を外骨格化してコストダウンするディアリオ方式を採用している。また、一般捜査用のノーマルモードと、非常戦闘用の緊急バトルモードを、自在に使い分けることが可能。
本来は一般捜査能力を重視する予定だったのだが、とある事件がきっかけとなり、非常戦闘能力の必要性が重視され、開発コンセプトが変更された経緯がある。また広範囲な任務能力や機能を制御するためにこれまでで最も高度な中枢頭脳が搭載されている。
緊急バトルモードはフィールの二次装甲アーマーのコンセプトを発展させて、衣類に偽装したアーマーを随意に再構成して“変身”する事が可能だという。
運用においては、警視庁ではなく所轄での運用を想定しており、品川管区の広域管轄署・涙路署の捜査課捜査1係に配属となっている。捜査課に関連する全ての犯罪の一般捜査・強制捜査に従事する事を想定しているが、現段階ではまだ研修レベルにとどまっている。
専用車両は目下開発中。
所有銃:STI 2011 パーフェクト10
〔広域暴力団緋色会〕
首都圏で活動する武闘派暴力団。マフィア化と地下潜伏が巧妙であり、実態把握が極めて困難。そのため『ステルスヤクザ』などという異名がある。様々な下部組織・傘下団体があるらしく、直接に動くことはめったにない。
〔広域武装暴走族スネイルドラゴン〕
首都圏の東京神奈川の湾岸エリアを中心に活動拠点を持つ違法サイボーグ暴走集団。暴走族という古典的な集団形態を持つが、実体はサイボーグ技術をイニシエーションとしたカルト組織に近い。武装レベルは非常に高く、組織統率もマフィア並。警察内部でも危険度S級の凶悪組織と認識されている。
■黒龍〈ハイロン〉
本名不明、通称名を黒龍〈ハイロン〉と呼ばれ、広域武装暴走族スネイルドラゴンの主要幹部。
黒い龍をタトゥーで彫り込んだスキンヘッドと瞳のない赤い目が特徴的。
両腕に指向性放電兵器を仕込んでおり、他人を殺害することになんのためらいもない。
特攻装警たちに敗北し逃走するも、ディンキー一味の配下の『コナン』により惨殺される。
■バジリスク
本名、葛城 遊馬、広域武装暴走族スネイルドラゴンの主要幹部、実働戦闘部隊構成員で傷害・傷害致死で前科がある。頭部の顔面部分以外を全て総金属製の格闘用メカニックボディに置換しており、殴り合いによる格闘戦闘を得意とする。レーザー兵器を弾くほどの馬鹿げたタフネスボディの持ち主。組織の中にあっては戦闘の最前線に立つとともに、不良分子の制裁処分を受け持つ。
南元牧でアトラスと対戦するも壮絶な格闘戦の末、敗北。
■ジズ
本名不明、通称名ジズ 広域武装暴走族スネイルドラゴン主要幹部で女性、実動戦闘部隊構成員で殺人事件5件で関与が疑われ重要参考人として手配中。紫色のロングヘアを逆モヒカンにしており、乳房と女性器と頭部以外をサイボーグ化している。両腕に単分子ワイヤーの高速生成装置を内蔵しており、放たれたワイヤーでの切断を得意とする。特に生身の人間を切断することを好むらしく、行動に殺人嗜好が垣間見える。組織内では対人戦闘と不良分子の制裁を担当。
南本牧でセンチュリーと対戦するが単分子ワイヤーを見切られて敗北を喫する。
■レールガン男
本名不詳、〝ジニーロック〟と言う名でも呼ばれるが本名であるかは不明。
ドレッドヘアの黒人系で確認できているだけでも両足と両腕がサイボーグ化されており、それ以外にも改造箇所が有ると想像される。両腕は電磁レールガンが仕込まれており、両足は放電装置、更には身体の各部に電磁妨害煙幕の発生装置も装備、戦闘の遠近いかなる状況でも対応可能。
ハイロンの下でエージェントのような動きを見せており、下部組織に監視役として潜入したり、量産型の戦闘員を指揮したりと役割は多彩。センチュリーとも横浜の市街地内で交戦している。
南本牧での特攻装警対スネイルの戦闘で戦闘員を指揮してエリオットと交戦するが、エリオットからの放電攻撃にてあっさり敗北する。しかし、後にこれは単なる偽装であり、電撃など物ともしないであろう事が推察されている。
そして某所にて謎の人物とコンタクトをとっており、姿を消すこととなる。
〔ベイサイド・マッドドッグ〕
横浜の関内駅界隈を根城とする小規模な武装暴走族集団。生身の人間により構成されておりサイボーグは居ない。しかし、出所不明のハイテク違法武器を多数所持しており、戦闘慣れしているため侮れない。本来のリーダーは逮捕され収監されているため、サブリーダーが組織を統制している。
上部の背後組織からとある任務を任されているらしいが、情報漏えいをしてしまい、背後組織であるスネイルから粛清されようとしていた。
〔マリオネット・ディンキー一派〕
■ディンキー・アンカーソン
マリオネット・ディンキーの異名を持ち、マリオネットと呼ばれる独自のアンドロイドを駆使するスタイルで、欧州を中心に英国人をターゲットに活動している超一流の国際テロリスト。日本の緋色会を仲介として日本上陸を果たすも上陸直後に即座に暴走。日本への密入国の現場で協力者であるスネイルドラゴンを無視したばかりか黒龍を殺害し逃走をはかる
■ベルトコーネ
ディンキー・アンカーソン配下でマリオネットと呼ばれるアンドロイド。全身をベルトで拘束されている形跡があるなど謎が多い。徒手空拳の白兵格闘で戦うスタイルだが、そのタフネスさが桁違いの強さであり、正拳の打ち合いでアトラスの右腕を砕くほど。主人であるディンキーの逃走成功を確信するとアトラスに意味深な言葉を残して逃走する。
■コナン
ディンキー・アンカーソン配下のマリオネットの1体。和装の侍風の装いであり、神業クラスの日本剣術の技を身につけている。センチュリーの眼前で黒竜を一刀のもとに惨殺。センチュリーと戦うこととなるがこれに勝利、センチュリーの片腕を切り落とすと逃走して姿を消した。
■その他のマリオネット
コナン/ベルトコーネ以外にも、数体のマリオネットが確認されている。
電磁波操作タイプ、ネットアクセス能力タイプ、高強度ハイパワータイプなど――
〔その他〕
■???
詳細不明、レールガン男ことジニーロックが電話で問い合わせしていた相手。
〔プロローグ『7人のタイムライン』での登場人物〕
以下判明氏名のみ
竹原ひろき
飯田将
今井かなえ
近衛仁一警視正
日野江管理官
天龍陽二郎
聖蓮
ラフマニ
ノーラ・ボグダノワ
ウラジスノフ
シェン・レイ
イワン/ウラジミール
朝研一巡査部長
飛島崇警部補
ウノ
ダウ
トリー
クラウン
イオタ
第1章第1話は夜21時半前後に公開予定です。

















