エキジビション:――特攻装警の世界観について――
――特攻装警の世界観について――
2020年代以後、経済復興の名のもとに大規模な経済イベントが度々行われたが、経済の盛り上がりと引き換えに、多くの海外勢力を日本国内に招き入れる結果となった
海外企業の日本参入が相次いだが、日本に入ってきたのはそれだけではなかった。
裏社会・犯罪社会からも海外勢力参入の流れを加速させる結果となっていた。さらに軍事技術やハイテクの地下流出が加速した事で危険な凶悪犯罪が急増する――
テロアンドロイド・犯罪用途ロボット・違法サイボーグが跋扈し、社会の治安は急速に悪化する事態となる
――この事態に対処するため、
日本警察はまずハイテクを大々的に導入した強化服仕様の犯罪制圧組織・武装警官部隊の設立を決定。
新型凶悪犯罪に対処を試みる。
結果、治安回復の実績はあげられた。しかし違法なハイテクにより、戦闘力の底上げされた犯罪勢力の抵抗はあまりに激しく、犯罪制圧の現場任務は過酷を極めた。
武装警官部隊の人的消耗は看過できないほどに激しいものとなっていたのである。
そして――
懸念される事態が起きる。
過酷を極める犯罪制圧の現場において、警察上層部と政府方針に不満を持つ一部の武装警官が蜂起――
政府組織と警察中枢の制圧と掌握を意図して決起したのだ。
これが、のちに――
『東京戦争』
――と呼ばれる首都圏内乱事件の勃発である。
通称『東京戦争』は、警察 対 警察と言う最悪の構図を生み、大都市に大きな爪痕を残した。そして、人々に『人間が過剰な武装を行使して、治安維持と犯罪制圧する事』への意義と必要性に疑問を与えつつあった。その疑問は警察や政府への批判の声として日に日に強くなっていった。
疑問を抱いていたのは警察自身も同じであり――
〝人間の武装強化以外の手段〟
――による犯罪制圧の集団を模索し始めたのである。
日本警察上層部と政府内において、極秘裏にあるプランが検討される。すなわち――
『自我を持つ高等アンドロイドによる武装警察官の開発と導入』
――の可能性についてである。
行動の善悪を判断しうるハイレベルなアンドロイドを建造し、武装を認め、これに犯罪制圧を行わわせると言うプラン。
慎重に慎重を重ねる入念な検討の末に、このプランは【特攻装警開発計画】として正式スタートする運びとなったのである。
正式名称:特別攻撃任務対応型装甲警官
略 称:特攻装警
世界の犯罪制圧方法の概念を根底から覆す――
【アンドロイド警察官】
――の誕生である。
これがのちに――
第1号機アトラスから始まる〝アンドロイドヒーロー〟の系譜へとつながってゆく。
――そして、2038年。特攻装警の第7号機となる『グラウザー』が警視庁第1方面の涙路署へと仮配属されようとしていた。
〝物語はここから始まる〟

















