未来都市のタイムライン:エピソード/登場人物 特別解説
──グランドプロローグ『未来都市のタイムライン』──
【あらすじ/登場人物 解説】
■特攻装警とは?
>治安回復活動を従事可能な高度な自我を有した“高等アンドロイド”による警察官要員である。正式名称を『特別攻撃任務対応型装甲警官』と称し、その略称を『特攻装警』と称する。1号から7号まで全6体が稼働中
■エピソード1『午前7時:芝浦ふ頭倉庫街』
>早朝の東京ベイエリアにて強盗犯人グループの制圧が行われようとしていた。そして、そこに参加する〝新人警察官〟の姿があった。彼の名は特攻装警第7号機〝グラウザー〟、彼ははじめての凶悪犯との戦いに赴こうとしていた――
□登場人物
>特攻装警第7号機〝グラウザー〟:日本警察の開発したアンドロイド警察官、人間的なリアルな外見を持つ、正式配属前
>朝研一巡査部長:所轄の刑事、グラウザーの相棒にして指導役、刑事としてはまだまだ若い
>飛島崇警部補:捜査課の係長兼課長代理、グラウザーと朝刑事の上司、現場主義の実戦派
>金友成:台湾国籍中国人
>ロレンゾ・オオシタ:日系3世ブラジル人
>松実 広見:日本国籍のステルスヤクザ
■エピソード2『午前8時30分:警視庁警備部警備一課』
>警視庁の犯罪制圧の主戦力・機動隊の中枢部にして、特攻装警の連携行動の要の部署である『警備部警備1課』、その課長である近衛仁一警視正は極秘裏に入手した情報からある犯罪計画の予兆を察知した。そして、特攻装警の一人である第5号機エリオットに対して密命を発するが――
□登場人物
>近衛仁一警視正:警備部警備1課課長、機動隊などの実働部隊の実行指揮を執る人物。機動隊・機動捜査隊・暴対と最前線部署を渡り歩いた猛者。エリオットの身柄引受人
>特攻装警第5号機〝エリオット〟:重装備を持つ犯罪制圧重視の特攻装警、警備部所属で機動隊や武装警官部隊などと連携して犯罪に立ち向かう
>日野江真人警視:警備部警備1課管理官、近衛の部下
■エピソード3『午後4時:東京湾中央防波堤外域』
>東京湾の洋上市街区『東京湾中央防波堤外域』――俗称〝東京アバディーン〟と呼ばれるエリアで、孤児の混血少年と、ロシアン・マフィアの女ボスが話し合いに臨もうとしていた。強大すぎる相手を前に、少年ラフマニは乾坤一擲の賭けに出るが――
□登場人物
>ラフマニ:無戸籍の混血孤児の集団〝ハイヘイズ〟のリーダー格の少年で彼自身も孤児
>ノーラ・ボグダノワ:ロシアンマフィア〝ゼムリ・ブラトヤ〟の女ボス、日本進出を試みる野心家
>ウラジスノフ・ポロフスキー:ノーラの側近にして戦闘部隊の指揮官、元ロシア軍スペツナズでステルス戦闘のプロ
>シェン・レイ:東アジア最強と言われる電脳犯罪者。洋上スラムにて子どもたちを守ろうと奔走する
■エピソード4『午後6時:臨海副都心・台場』
>東京、臨海副都心のお台場、そこではとある逃走犯の逮捕作戦が実行中であった。朝に芝浦ふ頭倉庫街から逃亡した強盗犯〝金友成〟である。大規模な包囲網が敷かれる中、制圧を命じられたのは特攻装警のグラウザーと朝刑事であった。だがそこで思わぬ事態が発生してしまう――
□登場人物
>グラウザー:特攻装警の第7号機
>朝研一刑事:所轄の刑事にして、グラウザーの相棒
>飛島崇係長:グラウザーと朝刑事の上司
>金友成:台湾国籍中国人、逃亡犯
>特攻装警第6号機〝フィール〟:警視庁捜査1課所属のアンドロイド警察官、唯一の女性型、飛行能力を有しており他部署と連携することも数多い
■エピソード5『午後7時:新宿駅付近高層ホテル最上階高級中華レストラン【菜天鳳】』
>新宿駅近傍に立つ高層ホテルの最上階にある高級中華レストラン、そこで夕食をとる一人の男性が居た。凄みのある尋常ならざる気配を持つ彼の元に、野心的な実業家風の人物が訪れる。そこでかわされた会話とは――
□登場人物
>天龍陽二郎:広域暴力団〝緋色会〟のステルスヤクザ。筆頭若頭で野心的な男
>聖 蓮:新興の大企業マイザー・エンタープライズのCEO、飄々とした人柄の青年実業家
■エピソード6『深夜11時半頃:横浜湾岸エリア、南本牧埠頭』
>横浜港の新設港湾エリアのコンテナターミナル、そこで犯罪勢力とぶつかり合う特攻装警の第3号機〝センチュリー〟の姿が有った。被害者の救出を急いで現場へと突入した彼であったが――
□登場人物
>特攻装警第3号機〝センチュリー〟:警視庁の少年犯罪課所属のアンドロイド警察官、内骨格式で優れた格闘能力を持つ。情緒性豊かな兄貴肌だが天性のトラブルメーカー
■エピソード7『深夜0時:海ほたる・東京タワー』
>大都市東京と言う大舞台で様々な事件が起きるなか、新たに姿をあらわす2つの来訪者の影が――
□登場人物
>ウノ、ダウ、トリー:海ほたるに姿を現した正体不明の異国の少女たち
>クラウン:ピエロのようでピエロではない――
>イオタ:クラウンと行動をともにするタキシード姿の猫耳少女
■エピローグ『深夜、所轄署にて』
>深夜の品川エリアの所轄署にて、朝刑事とグラウザーは今日の業務を整理して振り返ろうとする。そしてグラウザーが抱いた思いとは――
□登場人物
>グラウザー:特攻装警の第7号機
>朝研一刑事:所轄の刑事にして、グラウザーの相棒
■エピソードX1~X7
>表のエピソードと同時進行で進むネットワーク上の出来事。ネット空間上で少女〝ベル〟は行方不明の親友の消息を追っていた。やがて不思議な猫貴族風のアバターに出会い彼に誘われて、少女はこの未来世界の現実を知る事となる――
X1『大規模会議室サイト・X-CHANNEL』
X2『特攻装警関連情報集積ルーム〔バー・アルファベット〕』
X3『ミドルレベル:社会カテゴリー・治安情報エリア』
X4『【リアル正義の味方? 】特攻装警ってなに?【予算の無駄?】再設置』
X5『特攻装警関連情報集積ルーム〔バー・アルファベット〕/新情報』
X6『世界情報ライブラリールーム〔天空のラウンジ〕』
X7『X-CHANNEL・エントランスエリア』
■X-CHANNELとは?
>VR体感システムを採用した大規模ネット会議室システムで、参加者は〝アバター〟で入室して会話に参加することになる。多種多様な会議室が用意されており、中には入室資格が必要な鍵付きの部屋も存在する
□登場人物
《VRネット》
>ベル:バーチャルアイドル風の青いワンピースドレスのアバター、とある情報を探しているが――
>猫貴族〝ペロ〟:イギリス貴族風のアレンジの猫型キャラのアバター
>ダンテ:ファンタジーの冒険者風の外見でチロリアンハットがシンボルのアバター、実力者で重要情報を持つ
>アーサー:英国のパブリックスクール風の制服姿のアバター、白人風、ペロたちのルーム仲間
>ミルドレッド:ロングイブニングドレススタイルで全体が半透明な美麗なアバターの女性、ペロたちのルーム仲間
>ミスターモノリス:特攻装警関連情報集積ルーム〔バー・アルファベット〕の管理人、バーテンダー風
>ルーム開設者:特攻装警関連ルームの開設者、アバターはシンプルで無個性
>青い霧:不定形の霧状のアバター、色は青で常に冷静
>ミリタリー歩兵:陸軍歩兵風の軍事系のアバター、軽口叩きだが根は善人
>ローブの賢者:ファンタジー風のローブを纏った老人風のアバター、知識人ぶってるがボロボロ崩れる(笑)
>デフォルメ男の子:寸足らずの男の子風のアバター、言動も思考も幼い
>オールディーズ風の女の子:ペチコート付きワンピースドレスの女性型アバター、年齢は若い
《現実世界》
>成宮倫子:フリーターのティーンエージャー女、高校中退、センチュリーとは知り合い
>冴子・丸香:倫子の元クラスメートたち、今でも親友
>レイカ:倫子の先輩、目下行方不明
>センチュリー:特攻装警の第3号機、所属は少年犯罪課、街の青少年たちから絶大な信頼を得ている
>マリオネット・ディンキー:???
>栗田東作:???
>メモランダム:???