99/100
第99話 甘さの余韻と未来
夜、自宅。
ソファで並んで座る二人。
手は自然に絡み、肩が軽く触れる距離。
「第三章も、色々あったね」
小声で私がつぶやく。
「うん、特別な時間もあったし、日常の小さな甘さもあった」
彼が微笑む。
振り返ると、告白からここまでの時間が蘇る。
初めてのデート、喧嘩、仲直り、遠出、サプライズ、宿泊、挑戦。
すべての瞬間が、二人の絆を確かにしていた。
「これからも、こうして一緒にいたいな」
彼が視線を私に向ける。
「私も」
自然に微笑み返す。
触れ合いと視線だけで、
甘さと安心が胸に広がる。




