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第98話 挑戦のあとで
アスレチックを終え、カフェで休憩。
疲れた体をソファに沈めながら、
肩が自然に触れ合う距離。
「疲れたけど、楽しかったね」
私がつぶやくと、彼も微笑む。
「うん、君と一緒だから余計に楽しい」
少し照れくさそうに笑う彼。
手を軽く絡める。
指先が触れるだけで、胸の奥がじんわり温かくなる。
視線が合うたびに、
心臓が少し速くなる。
言葉はいらない、触れ合いだけで十分。
飲み物をシェアしながら、
軽く肩を寄せる。
肘が触れるたび、甘さと緊張が同時に押し寄せる。
「こうして休む時間も、特別に感じるね」
小声で私がつぶやく。
「俺も」
彼も自然に微笑む。
短い触れ合いと視線だけで、
甘さの余韻は十分に伝わる。




