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第95話 初めての特別な夜
夜、自宅。
窓の外には静かな夜景。
照明を落とし、二人だけの空間が広がる。
「今日は特別な夜にしたいな」
彼が小声でつぶやく。
「私も」
自然に微笑む私。
ソファに並んで座る。
肩が触れ、肘が軽く絡むたびに胸が跳ねる。
「手、つないでいい?」
彼の問いに、私は頷く。
手を絡めるだけで、心臓が速くなる。
視線が合うたび、甘さと胸の高鳴りが増す。
少し触れ合っただけでも、
一日の緊張や疲れは一瞬で溶ける。
「こうして一緒にいると、時間が止まればいいのに」
彼が小さくつぶやく。
私も微笑む。
「私も同じ」
肩を寄せ、手を絡めたまま夜を過ごす。
短い触れ合いと視線だけで、甘さは十分に伝わる。
恋人として過ごす初めての特別な夜。
甘さの波は、今日も最高潮に達した。




