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選ばれた私の、触れるたび恋になる日々〜日常と特別が交差する、100話の胸キュン〜  作者: ふぁい(phi)
第二章

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65/100

第65話 初めての小旅行

週末。


彼が提案してきた。


「少し遠出しない?」


私は少し迷う。

でも、胸が弾む。


「うん、行こう」


準備をして、

電車に乗る。


車窓の景色が流れるたび、

心も少しずつ緩む。


途中の小さな町で降りる。


古い街並み。

小さなカフェ。

川沿いの散歩道。


手を繋ぐ。


触れる温度が、自然。

ぎこちないけど、安心。


「写真撮ろうか」

彼が言う。


私がスマホを構えると、

彼は笑って近づく。


シャッターを切る瞬間、

二人の距離が最も近くなる。


その後、

川沿いを歩く。


水面に映る光が揺れる。


彼が、ふと立ち止まる。


「疲れた?」


「少し」


彼は肩に手を回す。


触れた瞬間、

心が跳ねる。


でも、怖くはない。


歩きながら、

笑いながら。


夜には、小さな旅館に宿泊。


部屋は畳と窓辺の灯り。


浴衣に着替え、

二人で窓際に座る。


夜景が静かに揺れる。


告白後の初めての旅行。


甘さと緊張。

安心とドキドキ。


すべてが混ざり合い、

心が満たされる。


夜、布団に入る前。


彼の手が、そっと私の手を握る。


言葉はなくても、

互いの感情は、

確かに通じている。

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