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第100話 新たな一歩
夜。
ベランダに出ると、星空が広がっていた。
二人で肩を寄せ、静かに眺める。
「第三章も、もう終わりだね」
私が小声でつぶやく。
「うん。でも、まだまだ続くんだ」
彼も微笑む。
告白から始まった日々。
初めてのデート、喧嘩と仲直り、遠出やサプライズ、宿泊、挑戦。
すべてが二人の関係を形作り、甘さと緊張の波を経験した。
「振り返ると、色んなことがあったね」
肩を軽く触れながら私が言う。
「全部、君とだから楽しかった」
彼が自然に手を握る。
触れ合う手の温もりが、
第三章で積み重ねた時間の重みを伝える。
「次はどんな章になるんだろうね」
私は少しワクワクしてつぶやく。
「まだ見ぬ未来も、君となら楽しめる」
彼の瞳に真剣な光。
胸がじんわり温かくなる。
日常も特別な瞬間も、
これからも二人で紡いでいく。
夜空の下、手を握り合ったまま、
二人は静かに未来を見据えた。




