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08 お昼


 まずは村の周囲をぐるぐる回ってみる。


 怪しげな場所を見つけたら、アラン君に声掛け。


 でも、流石に簡単には見つからず。



 そうこうしているうちにお昼に。


 森が開けた、いい感じの場所があったので、お昼休憩。



「何も見つからないけど、何だか楽しいですね」


 そうだね、カミス君。


 流石にこの辺りの魔物は狩り尽くされてるみたいだし、


 探索に集中出来て楽しいよね。



「子供の頃に近所の林の中をミナモと探検していた事を思い出します」


 いいよね、幼なじみ。


 俺は子供の頃は、ずっとひとりだったからなあ。


 幼なじみと結婚なんて、うらやましい限りだよ。



「何言ってるんですか、ロイさん」

「あんな素敵な奥さんがいるのにそんなこと言ってると、バチが当っちゃいますよ」


 ごもっともです。


 どうかリノアには内密にって事で、頼むね、アラン君。


 みんなもよろしく。



「こうやって男性陣だけの旅行も許可してくれたんだし、皆さん女性陣には頭が上がりませんよね」


 うん、全くだよ、カミス君。


 それにしても、このお弁当、美味しいよね。


 宿に戻ったら、ちゃんとお礼を言わないと。


 あれ、そういえば、あの娘さんのお名前、聞いてなかったね。



「ルルリエさん、ですよ」


 ありがとう、シナギさん。


 なにかお礼のお土産、買っていこうかな。



「好物は『小魚のつくだ煮』だそうです」


 すごいね、シナギさん。


 一晩でそこまで親密になれちゃうんだね。



「イヴさんとの会話で、鍛えられたおかげかもしれません」


 人との縁、だよね。


 そういうのを大事にすれば、どんどん縁が広がっていくんだね。



「シナギさんの縁招きパワーで『ケルミラ』も見つかると良いですね」


 いい事言うね、カミス君。



 シナギさんの縁を招く能力、


 アラン君のハーレム構築力、


 カミス君のイジられ能力、


 何だか『ケルミラ』も見つけられそうだよね。



「僕の能力だけ、何だかひどいですよぅ」



 こんな感じで、のんびりクエスト進行中。



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